
アラブニュース
リヤド:アラブ連合軍は18日、イエメン・マアリブ県のアブディヤとその周辺の村で、フーシ派を標的とする38の作戦を実施したと発表した。
アラブ連合軍によると、今回の作戦で過去24時間に150人以上のフーシ派が死亡し、13台のフーシ派の車両が破壊された。
アラブ連合軍は、「国際機関は、何週間も(アブディヤに)閉じ込められている民間人に対する責任を負わなければならない」と述べた。
イランの支援を受けるフーシ派は、イエメン政府に残された最後の拠点の1つを奪取するため、2月に激しい攻勢を開始した。2014年に紛争が始まって以来、エネルギー資源が豊富なこの地域は戦闘から逃れてきた国内避難民の安全な避難場所としての役割を果たしてきた。
アラブ連合軍は先週、フーシ派による侵攻が激化したことを受けて、アブディヤでフーシ派を標的とする攻撃を開始した。
イエメンのアハマド・アワド・ビン・ムバラク外相は、フーシ派がマアリブ県で民間人や避難民に対する攻撃を激化させていることによる「危険な影響」を警告している。アラブ連合軍による作戦は、そうした状況の中で実施された。
フーシ派の攻撃による影響を警告するムバラク外相の発言は、国際移住機関のイエメン担当責任者、クリスタ・ロッテンシュタイナー氏との会談の中で行われた。
ムバラク外相は、「フーシ派による軍事行動の激化により、特に200万人以上の避難民を抱えるマアリブ県において、避難民の厳しい人道的状況が悪化している」と述べた。
ムバラク外相はまた、「国際社会がこのような行為を無視すれば、フーシ派の民間人に対する更なる暴力や違反行為に歯止めがかからなくなる。また、避難民増加による危機を深刻化させることに加え、民間人に避難を余儀なくさせて彼らの苦痛を増大させることになる」と警告した。