
バグダッド:日曜日、バグダッド近郊で、アメリカ大使館のある厳戒地域グリーンゾーンの近くに3発のロケットが着弾したが、死傷者は無かった。イラクの治安当局が伝えた。
「バグダッドのマンスール地区に3発のカチューシャ・ロケットが着弾した」と匿名の情報源がAFPに語った。
同情報源によると、ロケットはレッドクレセント病院、銀行、地区の水道管理部門の近くに落ちた。
今のところ実行声明は無いが、7月29日に2発のロケットが発射されて以来のグリーンゾーンへの攻撃であり、10月10日の国会議員選挙の再集計を行なっている最中に起こった。
選挙の暫定結果では、イラン寄りの民兵組織ハシード・アル・シャアビ派の政治団体である征服連合が議席を減らしている。
ハシードのリーダーたちは上記結果に激しく抗議しており、今月には支持者数百名がグリーンゾーンに通ずる道で抗議の座り込みを行なっている。
同派は強力なネットワークで、アメリカ軍のイラク駐留に強く反対している。
同派のリーダーたちは、アメリカ軍が駐留するイラクの軍事基地への、ここ数カ月のロケットとドローンでの攻撃を繰り返し賞賛しているが、関与は認めていない。
イラクにはいまだ2,500名ほどのアメリカ軍が展開しているが、2022年からは正式にイラク治安部隊の「助言者」的立場に留まることになっている。
グリーンゾーンにはイラクの政府施設も置かれている。
AFP