• この動きにより、国外からの批判や援助凍結が相次いだ。世界の有力国は文民統治への速やかな復帰を要求し、軍にデモ参加者に対する「抑制」を示すよう求めた。

ハルツーム：軍による実権掌握に反発する市民の不服従運動が7日目を迎えた日曜日で、大規模集会における厳しい弾圧の翌日、スーダンのクーデターに抗議するデモ参加者は、ハルツームにバリケードを築いた。

土曜日のデモには全国で数万人が参加し、10月25日の軍事介入に抗議して行進した。その日、アブドゥル・ファッターハ・アル・ブルハン将軍が政権を解散して非常事態を宣言し、スーダンの文民側のトップを拘束していた。

この動きにより、国外からの批判や援助凍結が相次いだ。世界の有力国は文民統治への速やかな復帰を要求し、軍にデモ参加者に対する「抑制」を示すよう求めた。

スーダンの国連特別代表であるフォルカー・ペルテス氏は日曜日、軍事政権の武装衛兵の下で拘束されているアブダラ・ハムドク首相と面会したと述べた。

「ハムドク首相は元気だが、自宅に軟禁されている」と同氏は述べた。

「私たちは、仲裁の選択肢とスーダンの今後の方向性について話し合った。他のスーダンの利害関係者との交渉の努力を続ける。」

医療関係者によると、土曜日のデモの最中に少なくとも3人が射殺され100人以上が負傷し、殺害された人の頭、胸、腹には銃弾による傷があったという。

警察は殺害や実弾の使用を否定した。

負傷者を治療した医療関係者によると、抗議デモが始まってから少なくとも12人が死亡したという。しかし、米国の政府関係者は20〜30人が死亡したと推定している。

抗議デモ参加者はスーダンの国旗を掲げ、「軍事政権には断固反対」とシュプレヒコールを叫びながら、首都やその他の町を行進した。その時、警察がデモを中断させるために、催涙ガスを使用した。

独立系のスーダン医師中央委員会は、土曜日にも100人以上が負傷し、その一部が催涙ガスによる呼吸困難に苦しんでいると発表した。

スーダンは2019年8月以降、現時点で頓挫しているが、完全な民政移管への一環として、軍民共同による統治評議会によって統治されていた。

バイデン米大統領はクーデターを「重大な逆行」と呼び、アフリカ連合は「憲法に反する」実権掌握を理由に、スーダンの連合加盟を停止した。

世界銀行と米国は援助を凍結した。このような動きは、すでに深刻な経済危機に陥っている国にとって大打撃となるだろう。

しかし、オマル・バシール前大統領が2019年、若者が主導した大規模な抗議活動により失脚し投獄された後、事実上のトップとなったブルハン将軍は、軍による実権掌握は「クーデターではない」と主張した。

ブルハン将軍は、「スーダンの民政移管の方向性を修正」したいと述べた。

目撃者やAFP特派員によると、土曜日のデモは、東部のゲダレフ州やカッサラ州の他、北コルドファン州や白ナイル川州を含むスーダンの多くの都市を揺るがした。

土曜日の夜が明けると、ハルツームと首都の双子都市オムドゥルマンにおける多くの抗議活動が縮小した。

しかし、日曜日の朝、抗議デモ参加者は通りに戻り、岩やタイヤを使って再び道路を封鎖した。

多くの公務員が、全国規模の抗議活動の一環として労働を拒否しているため、ハルツームのほとんどの店舗が休業状態にある。

ハルツームとオムドゥルマンの多くの街頭には、軍隊の兵士と非常に恐れられている民兵組織である緊急展開部隊が見られた。

治安部隊は通りに任意のチェックポイントを設けて、通行人のボディチェックをしたり、車を任意に捜索している。

土曜日はほぼ停止していた電話回線は、断続的に障害が発生するものの、復旧した。

しかし、軍の実権掌握以降、インターネットアクセスは遮断されたままだ。

スーダンは1956年の独立以降、民主主義はごくまれにしか機能せず、数十年にわたって内戦が続いている。

ブルハン将軍はバシール前大統領による30年に及ぶ統治下で将軍の地位にあり、アナリストによると、クーデターは北東アフリカの国スーダンにおける軍の従来の支配を維持することを目的としているという。

AFP