
ワシントン:米国のブライアン・フック・イラン担当特別代表は5日、イランの治安部隊は、11月中旬に起こったガソリン価格の高騰に対する抗議活動が発生してから1,000人以上殺害した可能性があると述べた。
「イランから少しずつ情報は漏れていて、政府は抗議活動が始まってから1,000人以上を殺害した可能性があります」と、米国務省での報告にてフック氏は記者に言った。
さらには「数千人以上のイラン人」が怪我をして、少なくとも7,000人以上がイランの刑務所で身柄を拘束されているとのこと。
この社会不安はイラン政府が突然燃料価格を最大300%上げた後の11月15日に始まって、100以上の都市や町に広がり、政治的な若い労働者階級のデモ参加者は書記長の退任を要求するようになった。
テヘランは公式に死亡者数を発表していないが、アムネスティ・インターナショナルが2日に発表した死者数は、デモに参加した人のうち少なくとも208人とのことで、1979年のイラン革命以来の凄惨な騒動となった。
ロイター