
カイロ:スーダンのハリド・オメル・ユーシフ前内閣府担当大臣は、ハンガーストライキを開始してから1日も経たないうちに、他の拘束者と一緒に解放されたと、同国の情報省が27日早朝、声明で発表した。
10月25日の軍による権力掌握により、軍と「自由変革の力」(FFC)連合の文民との間で結ばれていた権力分立協定が停止し、多くの閣僚や文民の政府高官が拘束された。
27日に同じく釈放された人の中には、前ハルツーム州知事のアイマン・ニミル氏と汚職防止作業部会メンバーのマヘル・アブールジョク氏もいた。
複数の大物政治家は依然身柄を拘束されている。
スーダン議会党によると、ユーシフ氏らは、軍の指導部と文民のアブダッラー・ハムドゥーク首相との間で、全ての文民拘束者の釈放を定めた協定が締結されているにもかかわらず、拘束が続いていることに抗議するため、ハンガーストライキを始めたという。
他にも複数の著名な文民政治家や活動家が22日と26日に釈放されている。
軍指導部とハムドゥーク首相の合意が発表されて以降、軍に対して、政治からの撤退と、民間人デモ隊の死について責任を負うよう求める抗議活動が続いている。
28日にはより大規模な集会が呼びかけられている。
スーダン医師中央委員会は26日遅く、25日の抗議活動でデモ隊を追い払う中で、バフリ市で銃撃を受けて怪我をした1人を含む63人が負傷したと発表した。
ロイター通信