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イランが核開発計画に上限を設けず制裁緩和を受けることをイスラエルが懸念

2021年10月5日撮影、エルサレムで開催された週次閣議で発言するイスラエルのナフタリ・ベネット首相。(File/AP)
2021年10月5日撮影、エルサレムで開催された週次閣議で発言するイスラエルのナフタリ・ベネット首相。(File/AP)
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29 Nov 2021 05:11:06 GMT9
29 Nov 2021 05:11:06 GMT9
  • ドナルド・トランプ大統領(当時)の下で米国が2018年に離脱した核合意を救済するための最後の努力として、交渉関係者が月曜日にウィーンに召集される

エルサレム:世界の列強との核交渉が再開すればイランは制裁緩和による利益を得る見通しだが、イランは核爆弾製造の可能性がある計画を十分に縮小しないことをイスラエルは懸念していると、ナフタリ・ベネット首相が日曜日に語った。

ドナルド・トランプ大統領(当時)率いる米国が、イランへの制裁を再開し2018年に離脱した核合意を救済するための最後の努力として、交渉担当者が月曜日にウィーンに召集される。制裁の再開がイラン政府による協定違反につながり、関係する列強諸国を落胆させた。

協議に参加していないイスラエルは、2015年の当初の協定は範囲と期間が限定されすぎているとして反対した。イスラエルの指導者たちは、イランの核武装を阻止するための外交が行き詰まると判断した場合、イランに対して軍事行動を起こすと長年にわたり威嚇を続けてきた。

イランは、核開発の意図は平和的なものだとしている。

「イスラエルは、核分野での活動を制限することと引き換えに、制裁を解除し、イランに数十億(ドル)を流すことを容認する可能性を非常に心配している」と、ベネットはテレビ演説で発言した。

「これが、アメリカであれイランと交渉している他の国に対してであれ、あらゆる方法で伝えているメッセージである」

イランが西側諸国に対する影響力を高めるためにウラン濃縮活動をエスカレートさせていることから、今回の交渉で突破口を見出せるとの見方は悲観的である。

間接交渉は4月から6月にかけて6回にわたり続けられてきた。今回の交渉は、強硬派のイブラヒム・ライシ師が新大統領に選出されたことによる中断を経て再開されるものである。

ロイター

 

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