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イスラエル、警備員を負傷させたパレスチナ人車両突撃犯、射殺される
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06 Dec 2021 08:12:40 GMT9
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- 近年パレスチナ人は何十件もの刃物での襲撃や車両突撃を実行しており、銃撃が行われることもある
- 大部分は単独犯によるもので、過激派組織とのつながりは知られていない
エルサレム：16歳のパレスチナ人がヨルダン川西岸地区のイスラエル国境検問所に夜間突然、車両で突撃し、警備員を負傷させた。その後現場で銃撃され「無力化」された、とイスラエル国防省が月曜に報じた。
イスラエルのメディアでは襲撃の容疑者は死亡したと報じられたが、省庁当局者はそれ以上のコメントを控えた。
今回の襲撃の2日前には、被占領ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人がエルサレム旧市街近郊でイスラエル人男性を刺して負傷させ、国境警察官を刺そうとして射殺されるという事件があった。目撃者が撮影した動画には、襲撃犯が地面に倒れた後も警官が銃撃を続け、医療関係者が近づけないようにしていた様子が映っていた。
この銃撃は2016年の事件と比較されることになった。その事件では、負傷して地面に倒れているパレスチナ人襲撃者をイスラエル兵士が銃撃している様子がカメラに映されていた。国を分断する事件となり、兵士は数ヶ月間投獄さた。
イスラエル司法省は、土曜の銃撃に関与していた2人の警官は連行されて尋問を受け、その後、無条件で釈放されたと伝えた。ナフタリ・ベネット首相と他の高官は、襲撃に対する警官の対応を賞賛した。
近年パレスチナ人は何十件もの刃物での襲撃、車両突撃を実行しており、銃撃が行われることもある。大部分は単独犯によるもので、過激派組織とのつながりは知られていない。過激派は犯行声明は出していないが、襲撃を賞賛している。
人権団体は、イスラエルは過剰な武力を用いることがあり、逮捕が可能で差し迫った脅威をもたらしてはいなかった襲撃の容疑者を殺害してしまう場合があると言う。イスラエル当局は、警官は危険な状況で咄嗟の判断をしなければならず、そうした事件は全て捜査されていると言う。
イスラエルは1967年の戦争でヨルダン川西岸地区を占領した。パレスチナ人は同地区を将来的な自分たちの国家の主要部分にしたいと望んでいる。国際的に承認されたパレスチナ自治政府が町や都市を管理しているが、同地区の250万人のパレスチナ人住民はイスラエル軍の統治下で生活している。
AP
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