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ロケット弾がバグダッド空港近くの米軍が駐留する基地に落下

上:バグダッド国際空港に隣接する軍事基地に4発のカチューシャ・ロケット弾が命中した。(AFP)
上:バグダッド国際空港に隣接する軍事基地に4発のカチューシャ・ロケット弾が命中した。(AFP)
09 Dec 2019 06:12:01 GMT9
  • 保安部隊が同地域を捜索し、ロケット台と数発のロケット弾を発見

バグダッド:イラク軍によると、月曜日、バグダッド国際空港に隣接する、アメリカ軍が駐留するイラク軍の軍事拠点に数発のミサイル弾が命中し、イラク軍人6名が負傷した。

保安部隊は発射に失敗したロケット弾の残る発射台を発見し、より大規模な攻撃が計画されていたのであろうと語った。

米軍が駐留するイラクの基地や、バグダッドの米国大使館を狙ったロケット弾攻撃が増えており、今回もその一つである。

米国防省の職員は、イランの支援を受けたイラク勢力の仕業だと非難した。

保安部隊筋からAFPが聞いたところでは、月曜日の攻撃で負傷したのは、米軍が創設し訓練しているイラクの精鋭部隊、テロ対策部に所属する兵士達だ。

同筋は、うち二人は重体であると語った。

同軍事施設には小編成の米軍兵士と米国外交官も駐留している。

この6週間で、イラク国内で米国を標的とする攻撃は少なくとも9回を数える。

犯行声明は無く、米国軍の負傷者もいない。

保安部隊筋は少なくとも先週の一件は、イラン政府に近いシーア派の有力組織、カタイブ・ヒズボラが関与したとしている。同組織はアメリカ政府の要注意リストに入っている。

イランはイラク内、特に主にシーア派民兵からなる保安部隊、国民動員軍に対して、甚大な影響力を持っている。

米国防省職員によると、一連のロケット攻撃で、米軍がイラク政府に力を貸して掃討したイスラム国に代わって、国民動員軍がイラクの米軍にとって、より危険な存在となっている。

金曜日、アメリカは3名の国民動員軍幹部に対する制裁を発動した。

イランとアメリカの間の緊張は、昨年アメリカ政府がイラン政府との核合意から脱退し、強力な制裁を再開して以来、急速に高まっている。

イラク政府は両国と近い関係にあり、保安部隊はアメリカかイランの訓練を受けているため、両国の板挟みになることを憂慮している。

アメリカ高官は、宿敵イランを牽制するため、同地域にさらに5,000から7,000名の軍隊を派遣することを検討していると表明している。

AFP

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