
アラブニュース
ドバイ:コドス部隊のガーセム・ソレイマニ司令官が2020年1月3日に米国の軍事作戦で殺害され、その1周忌にイラン中部で司令官の像が除幕されたが、直後に火を放たれた。
1月5日夜、イラン中部シャフレ・コルドのハズラット・カマルバニ・ハシェム広場に設置されたばかりの像に、イラン反体制組織モジャヘディネ・ハルグの支持者が火を放った。政府当局者が除幕を行った数時間後の出来事だった。
イラン国民抵抗評議会の外交委員会の一員であるアリ・サファビ氏はアラブニュースに対し、「イラン国民は、何度かあったイランの全国規模の蜂起に対する残忍な鎮圧に果たした直接的にして積極的な役割、イラクのキャンプ・アシュラフ、キャンプ・リバティーに拠点を置いていたモジャヘディネ・ハルグ(MEK)のメンバーに対する死者を出した6回に及ぶ攻撃への関与、シリア、イラク、レバノン、イエメンにおけるイラン政体の代理グループに対する指揮や武装・資金面での援助に果たした行動のために、ソレイマニ氏をひどく嫌っていた」と語った。
「体制側の治安部隊が警戒していたであろうことを考えると、除幕式のわずか数時間後にこれほど迅速にレジスタンス部隊が行動できたということは、その活動力と能力を暗示している」
ソレイマニ氏は、トランプ氏が命じた米軍のドローン攻撃によって、イラク人副官であったアブ・マフディ・アル・ムハンディス氏と共に、バグダッドで殺害された。この事件はイランとその同盟勢力を激怒させた。イラン政府は、コドス部隊司令官の死は復讐されるだろうと繰り返し表明している。
サファビ氏は、「MEKはイラン国内に巨大な活動家のネットワークを構築しており、多くの逮捕者を出し、体制側の治安対策が過激なものであるにもかかわらず、活動家たちは非常に活発に行動している」と述べた。
イランの通信社ISNAは、ソレイマニ氏の像が「恥知らずの行為によって、昨夜、数名の不詳の人物に放火された」ことを確認した。