
アラブニュース
ニューヨーク:国連安全保障理事会は、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに大きな被害を出したイエメンのフーシ派武装組織による攻撃を、「凶悪なテロ行為」として全会一致で非難し、犯人を裁くよう求めた。
声明で非難されている親イランのフーシ派によるアブダビへのドローン攻撃では、石油貯蔵施設付近でインド人2名とパキスタン人1名が死亡、国際空港では火災が引き起こされている。
アブダビ警察によると、石油貯蔵施設と空港の双方で「小さな飛行物体」が発見されており、フーシ派に特徴的なドローンを使った意図的な攻撃であったことが確定しているとのことだ。
この攻撃により、他にも8人が負傷している。
「安全保障理事会のメンバーは、1月17日月曜日にアラブ首長国連邦の首都アブダビで、またサウジアラビアの他の場所で発生している凶悪なテロ事件を、最も強い言葉で非難しました」と同安保理は述べている。
「安全保障理事会のメンバーは、このような忌むべきテロ行為の実行者、首謀者および資金提供者の責任を追及し、裁きを下す必要性を強調しています。」
UAEのラナ・ヌセイベ国連常駐代表は、フーシ派の行動がUAEの人々だけでなく、すべての国連加盟国の市民を脅かしていることを考えれば、フーシ派の責任を追及するためにはより多くの国際的な協調が必要だと述べた。
「UAEは、自国民、ならびにUAEを故郷とする世界中から来た何百万人もの人々のことを、とても大切に思っています」とヌセイベ代表は語っている。
ヌセイベ代表はまた、フーシ派自身が今回の攻撃を実行したと認めていることから、誰が責任を負うべきかについては疑問の余地がないと述べた。UAEは、100カ国以上の国や国際機関に続いて、国連安全保障理事会がこの攻撃を強く非難したことに「とても勇気づけられている」と代表は感謝の意を表している。
さらに、UAEは、同じ状況に置かれればどの国もそうするように、自国および自国民、そして国としてのあり方を防衛する権利を有している、とヌセイベ代表は強調した。
* AFPとの共同記事