
アラブニュース
ロンドン:UAE国営の通信社WAMは、27日、新型コロナウイルスのパンデミック対策としてコロナワクチンを積載するUAEの医療チームがラファ検問所経由で26日にガザ地区に到着したと報じた。
報道によると、今回、スプートニク・ワクチン100万回分を積載した医療チームは、「パンデミック開始以来、UAEからガザ地区に派遣される医療支援部隊としては最大規模である」という。
貧困にあえぐガザ地区では既にパンデミックの第4波に突入しており、同地区の人々への早急なワクチン接種に向け、到着したワクチンは直ちに予防接種センターに配布される見込みだ。
社会開発省のガジ・ハマド次官は、重大なタイミングでのUAEの援助に感謝するとともに、今回の援助により、保健部門の対応力が強化され、ウイルスの拡散防止につながるだろうと述べた。
同氏の記者会見は、医療チーム到着後、ガザ地区南部のラファ検問所で行われた。
パレスチナの元保健相であるジャワド・アル・ティビ博士は、保健部門は特に多大な時間を要する部門であり、世界的な流行に立ち向かうには多大な努力が必要であると述べている。
同氏は「UAEは、我々の不屈の精神を支え、ガザ地区での困難や病気に対処するために次々と援助を送り込んでくれている」と述べ、さらに次のように語った。「今回のUAEからの援助は、保健部門の支援と学生へのワクチン接種に向けて適切なタイミングで実施された。」