
ワシントン:米国は2日、アラブ首長国連邦に対して無人機やミサイルによる攻撃が立て続けに行われたことを受け、イエメンのフーシ派に新たな制裁を科すと警告した。
国務省のネッド・プライス報道官は、「我々はここ数週間、数か月だけでもそうした措置を数多くとってきた。ここ数日、数週間にイエメンのフーシ派が行った非難に値する攻撃を考慮すると、我々は追加措置をとる立場にあると考えている」と述べた。
ジョー・バイデン大統領の政権に対しては、戦争で荒廃したイエメンの和平交渉を促進するためにフーシ派を正式に「外国テロ組織」に再指定することを求める圧力が高まっている。フーシ派のテロ組織指定は大統領に就任したバイデン氏が1年前に解除している。
しかし、イランの支援を受けるフーシ派と、複数の国で構成される「イエメンにおける正当性を回復するアラブ連合軍」が支援するイエメン政府による戦争は激化し続けている。
プライス氏は記者団に対し、「先月、大統領がテロ組織指定に関して検討中と述べたのはご存知だろう」と語った。
ブライス氏は続けて、「我々は、民間人や地域の安定を脅かす軍事攻撃に関与しているフーシ派とその指導者のテロ組織指定に関して容赦することはない」と述べた。
AFP