
エルサレム:シリア国営テレビは、イスラエルが9日、ダマスカス周辺に攻撃を行ったと報じ、イスラエル軍は、シリアの対空ミサイルがイスラエルに向けて発射され、サイレンが鳴り、空中での爆発が発生したと発表した。
イスラエル北部と占領地ヨルダン川西岸地区の一部に発令された警報は、シリア防空軍がダマスカス上空でイスラエルのミサイルを多数撃墜したとシリア国営テレビが報じたのと同時に出された。
イスラエル軍の報道官は、イスラエルがミサイル攻撃を行ったとの報道に関してコメントを控えた。
「シリア領内からイスラエルに向けた対空ミサイルの発射が確認された」とイスラエル軍がツイッターに投稿した。
「ミサイルは空中で爆発し、迎撃の必要はなかった」
イスラエルは、同国が主張するところのシリアのイラン系標的に対して、頻繁に攻撃を行っている。シリアでは、イランの支援を受けたレバノンのヒズボラ率いる部隊が、シリア内戦で過去10年にわたりバッシャール・アサド大統領を支援してきた。
ロイター