
エファレム・ コッセイフィ
ニューヨーク:アントニオ・グテーレス国連事務総長が木曜、ロシアのプーチン大統領に対し、前夜に始まったウクライナへの攻撃を中止して軍を撤退させるよう、繰り返し訴えた。
グテーレス氏は、戦争は間違っており、国連憲章の下で容認することはできないが、軌道修正し、決定を覆すことはまだ可能だと述べた。
プーチン大統領がウクライナでの全面的な軍事作戦の開始を発表したのは、水曜日夜遅くにニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会の緊急会合で、グテーレス氏が自制を訴えていたのと同じタイミングであった。
「私は昨夜から繰り返し訴えている。軍事作戦を中止せよ。軍隊をロシアに戻すのだ」と、グテーレス氏は翌日に述べた。
「欧州では過去数十年間見たことのない規模のロシアの軍事作戦が、ウクライナの主権領域内で行われている」と同氏は記者団に語り、「ウクライナの至るところに広がる不安、苦痛、恐怖」に言及して、死者の数が増加していると警告した。
「私は連日、このような一方的な措置は国連憲章に直接抵触すると明言してきた」と、グテーレス氏は述べた。
また、同憲章を直接引用し、「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇または武力の行使を、いかなる国の領土保全または政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも、慎まなければならない」と付け加えた。
ロシアの軍事攻撃は、国連のすべての加盟国が約束した原則を否定するものであると、同氏は述べた。
「間違っている。憲章に反している。受け入れられない。ただ、取り返しがつかないことではない。国連憲章に従って現世代を戦争の惨禍から救うのに、遅すぎるということはない」
今後数日の間に行われる決定が世界の形を作り、何百万人もの人々の生活に直接影響を与えることになると、グテーレス氏は付け加えた。
国連はウクライナの人々の差し迫った人道的ニーズに応えるため、中央緊急対応基金から2,000万ドルを割り当てるという。
「国連と人道支援パートナーは、ウクライナの人々が必要とする時に支えるため、同国にとどまって支援を送ることを約束する」と、グテーレス氏は述べた。
「国連職員は、中立、公平、人道、独立という人道主義の原則を常に念頭に置きながら、接触線の両側で活動している」
「我々は、それが誰であるか、どこにいるかにかかわらず、必要としている人々に対して人道援助を提供している。民間人の保護が最優先事項でなければならない。国際人道法および人権法が守られなければならない」