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モラル取り締まりによる女性虐待でフーシ派に非難

南西部タイズ県において給水車からの水でジェリカンを満たすイエメン人女性たち。(資料/AFP)
南西部タイズ県において給水車からの水でジェリカンを満たすイエメン人女性たち。(資料/AFP)
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10 Mar 2022 08:03:04 GMT9
10 Mar 2022 08:03:04 GMT9
  • 女性の就業、自由な表現、移動が認められない「地獄」の生活
  • 彼女たちが「求めているのは権利の尊重」と権利侵害者が罰せられることだと活動家は言う。

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメンの有力な人権団体が作成した、フーシ派武装組織の女性に対する重大な人権侵害をあばく新たな報告書を受けて、イエメンの情報大臣は水曜に、被害者が「地獄」だと称したイランを後ろ盾とするフーシ派の支配地域における女性の人権侵害を非難した。

ムアンマル・アル・エルヤニ氏は、フーシ派は女性を連れ去って監禁し、家を襲撃し、移動や表現を規制し、拘禁施設の中で多くの女性を強姦し、夫たちを拉致していると述べた。

アル・エルヤニ氏は国際女性デーを祝して、国際的な人権団体および女性擁護組織にフーシ派を名指しで非難し、その指導者の刑事訴追を推進するよう呼びかけた。

「フーシ派反乱軍が引き起こした紛争により、女性が言葉にできないような人類の悲劇にさらされた。数千人が戦場で夫を失い、数千人の女性の親族が拉致されて強制失踪の被害にあい、数百万人の女性が子どもと共に難民キャンプや国外への避難を強いられた」とアル・エルヤニ氏はTwitterに投稿した。

現地の人権団体ムワタナは、サヌアや支配下にあるその他の地域でのフーシ派によるイエメン女性への人権侵害を浮き彫りにする新たな報告書を提出した。

報告書では、男性親族を伴わない旅行の禁止、仕事からの排斥、男性との交流禁止、避妊の妨害といったフーシ派による女性弾圧の激化に非難が向けられている。

ムワタナ人権機関の会長ラジャ・アルムタワケル氏はフーシ派の正式名称を用いて次のように述べた。「アンサール・アッラーの女性の権利を制限しようとする危険で恥ずべき取り組みは、イエメン女性たちが数十年もかけて手に入れた成果を損ない、公共の場での女性の存在をむしばむものです」

「アンサール・アッラーはこのように女性をイデオロギーの標的とすることを止めるべきであり、イエメン女性は美徳の番人を求めてはおらず、彼女たちが求めているのは権利の尊重と、権利を侵害する者全員が責任を負わされることです」

同団体はフーシ派の弾圧を受けた多くの被害者の証言に基づいて、フーシ派武装組織のメンバーが「マフラム」と呼ばれる男性親族を伴わずに都市間を移動したという理由である女性グループを侮辱し、一時的に監禁したと述べた。

「彼らは私たちを『娼婦集団』と呼びました。7人の武装した男たちがいて、彼らは言葉による嫌がらせをし、6時間にわたってひどい心理的圧力をかけ、パスポートを取り上げ、車から出られないようにし、携帯電話、パソコン、バッグを入念に調べました。それは地獄のような時でした」と匿名希望のある女性が同団体に語った。彼女とその友人たちが今後マフラムの付き添いなしで旅行しないという誓約書に署名すると、フーシ派はようやく彼女たちを解放したという。

また、フーシ派はサヌアや支配下にある他の地域でいくつかのレストラン、カフェ、公園を襲撃し、性別分離を強制し、女性従業員を拘束した。

昨年1月にフーシ派がサヌアのレストランに押し入ってオーナーを拉致し、「化粧をして男性と話した」とされる女性従業員の解雇を迫ったため、30人の女性が職を失ったと同団体は述べた。

同団体によると、フーシ派は夫の許可なしで女性が経口避妊薬などの生殖に関する保険サービスを利用することを認めず、宗教的理由からコンドームの流通を規制したため、多くの女性は中絶を求めざるを得なくなった。

「経口避妊薬を受け取るために保健センターに来ました。彼らは私に避妊薬を渡すことを拒否し、承諾を得るために夫を連れてこいと言いました。これは大きな負担になります」とハッジャ県に住む37歳の主婦は同団体に語った。

継続的なモラルキャンペーンの一環として、フーシ派は結婚式や公共の場での歌唱を禁止し、公共の場でタイトな服を着た女性を拉致し、歌手やアーティスト、女優に嫌がらせをしている。

フーシ派は、イスラム教の服装規定に違反したとして昨年初めにサヌアの路上で拉致したイエメン人女優エンテサル・アル・ハマディさんをいまだに監禁している。

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