モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトが、サウジアラビアとUAEが自国民の安全と安心を守るために必要なあらゆる措置を講じることへの支持を、改めて表明した。
「アラブの安全保障は不可分の全体であり、エジプトの国家安全保障はアラブ地域の姉妹国の安全保障と密接に結びついている。姉妹国への脅威は、エジプトとアラブの国家安全保障への脅威である」と、エジプトのサーメハ・シュクリ外務大臣はアラブ連盟理事会の第157回会合での演説で述べた。
同外相は、イランの支援を受けるフーシ派武装勢力によるサウジアラビアとUAEに対する攻撃への非難と、その「即時停止」の要求を含む、イエメンに関する最近の国連安全保障理事会決議を歓迎した。
シュクリ氏は、「国連安保理決議、湾岸イニシアチブとその執行メカニズム、並びに包括的国民対話会議の成果に基づき、イエメンの統一性と意思決定の独立性を保持する形で、イエメンにおける迅速かつ平和的な解決実現を目指すあらゆる努力」に対する、エジプトの支持を改めて表明した。
また、「イエメンが、アラブの国家安全保障を犠牲にして影響力の拡大を目指す地域勢力に従おうとすること」を防ぎ、「兄弟であるイエメンの人々が被っている困難な人道的状況を直ちに治癒することを可能にする」必要性を強調した。