• サウジアラビアの愛犬家たちが、「Paws Society」 グルーミング・デイケアセンターのオープンに歓喜

ラハフ・ジャムビ

ジェッダ：サウジアラビア人のノハ・アブドゥルワヒド氏は、米国のカリフォルニア州オレンジ郡で8年間暮らした後、ジェッダで犬の協会を立ち上げることを目標として、サウジアラビアに帰国した。

犬を飼う人々の活動拠点であるPaws Societyは、飼い犬を連れてきて遊ばせたり、他の飼い主と会ったりできるドッグカフェだ。Paws Societyでは、デイケア、エサや砂、小物などの愛犬用品、犬猫両方のグルーミングサービスのほか、美味しいコーヒーやお菓子も提供している。

「外国にいる間に、各郡に独特のコミュニティがあり、生活の質をできる限り高めるために社会全体が各コミュニティを支援していることを知り、目にしました」と、アブドゥルワヒド氏はアラブニュースに語った。

同氏は加えて次のように述べた。「例えば、私が驚いた話のひとつは、街の近くの公園で火事が発生した時のことです。犬の保護施設がそのすぐそばにあり、犬たちがそこに留まっていては危ないと分かったので、保護施設のマネージャーはソーシャルメディアに、事態が鎮静化するまで犬たちを預かってほしいとメッセージを投稿しました。2時間にわたって、施設全体が空っぽになりました。私はコミュニティの強靭さに驚き、衝撃を受けました」

アブドゥルワヒド氏は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの際にサウジアラビアに帰国した時、よく近所を散歩し、多くの人々が飼い犬を連れて散歩をしていることに気付き、コミュニティのために特別な愛犬施設を作るというアイデアを思いついた。

私は、犬のための協会を立ち上げて、そこで動物たちへの愛、専門知識、心遣いを分かち合えるようにしようと思いつきました。

ノハ・アブドゥルワヒド氏（Paws Society創立者）

「夏の間、暑さは犬にとっても飼い主にとっても厳しいものであり、ゲートのある犬用の広場はなく、多くの公園では犬の立ち入りが禁じられています。私は、犬のための協会を立ち上げて、そこで動物たちへの愛、専門知識、心遣いを分かち合えるようにしようと思いつきました。このアイデアを実際の事業に発展させるにあたって大いに手助けしてくれた夫には、本当に感謝しています」と、同氏は語った。

彼女の夢は、単なる新しいペット用品店ではなく、コミュニティを作ることだったので、彼女はペットに優しい場所となるように設計し、おもちゃ、遊び場、たくさんの座れるスペースがある大きな空間を中心に配置した。

アブドゥルワヒド氏は、フレンドリーで犬好きな従業員ばかりになるようにしており、従業員はやってくる犬たちをチェックし、健康であることを確認してから遊ばせている。

「私たちの協会はとてもフレンドリーで温かく、協力的で思いやりのある協会です。全従業員が仕事への情熱と愛を持って働いています。私たちの協会のメンバーも、初めて来た人に対してとても親切で、温かく迎えてくれます。ドアを開ければ、愛のある雰囲気を感じてもらえるはずです」

社会に恩返しするため、そして、需要と関心の高さに応えるために、Paws Societyは保護施設の犬たちの譲渡会を数多く開催している。

また、たくさんの楽しいアクティビティや仮装パーティーのほか、イードの祝日イベントも開催する。

週に2回、愛犬のプードルを連れてくる常連のジュマナ・ナビール氏はこう述べた。「私の家から近く、同じような趣味を持つ人々と会うことができる場所です。グルーミングの価格は他所より高いけれど、香りが長続きするので、使っている製品はずっと良いものです」

彼女は加えて次のように語った。「オーナーはとても犬思いの人だから、彼女がうちの犬を入浴させてくれます。飲み物は最高だし、テラスもあります」

「グルーミングサービスを提供していて、大型犬用と小型犬用の2つのホールがあり、さまざまなおもちゃや食品もそろっています。部屋や家具の配置といった面では、細部に特別な注意が払われています」