チュニス:警察の発表によると、チュニジア中部のカイルアンで日曜日、国家警備隊の兵舎付近において、テロリストと思われる集団と警察との間で銃撃戦が発生した。
発表によると、車に乗った武装した犯人らが発砲したが、「激しい」射撃による応酬で撃退され、死傷者は報告されていない。
声明によると、「この卑怯な攻撃を行ったのはおそらく……テロ組織の支部」で、この組織はチュニジア東部のカイルアンからスースで活動していたが、解体・逮捕された。
今回の襲撃事件が発生したのは、政治危機に陥っているチュニジアの独立記念日だった。
2011年の革命以降、チュニジアでは武装勢力による攻撃が急増した。
また、多くのチュニジア人がシリアやイラクに渡り、ダーイシュなどの過激派グループに加わっている。
2016年3月13日、リビアとの国境に近いベンゲルダンでダーイシュのメンバーが戦闘を開始し、治安部隊の要員13人、民間人7人、少なくとも55人のテロリストが死亡した。
その後、状況は大幅に改善されたが、チュニジア治安部隊は引き続きジハーディスト(イスラム聖戦主義者)とされる容疑者らの行方を追っている。
3月4日、チュニジアの裁判所で、ベンゲルダンでの襲撃事件に関与した過激派に対する最初の判決が下され、16人が死刑判決を受けた。
AFP