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エルドアン大統領、トルコの対リビア軍事支援を必要があれば強化すると発表

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は22日、必要があればトルコはリビア国民合意政府(GNA)への軍事支援を強化すると述べた。(AFP/File)
レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は22日、必要があればトルコはリビア国民合意政府(GNA)への軍事支援を強化すると述べた。(AFP/File)
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23 Dec 2019 12:12:06 GMT9
23 Dec 2019 12:12:06 GMT9

アンカラ:レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は22日、必要があればトルコはリビア国民合意政府(GNA)への軍事支援を強化し、地上、航空、海上の選択肢を検討すると述べた。

トルコがリビアのファイズ・サラージ政権を支援する。リビアは2011年以降、政治的および軍事的に勢力が対立し、分裂状態にある。トルコは、サラージ政権から要請があれば軍隊を送ることが可能だと述べた。また両国は、ギリシャから反発を受けている「海上管轄権エリアの境界に関する合意覚書」に署名した。

コジャエリ県北部で行われたイベントのスピーチで、エルドアン大統領はトルコがリビアと調印した2つの合意を白紙に戻すことは「絶対に」ないと述べた。

その一方、トルコとGNAが海上協定に合意した後、ギリシャの外相はリビア東部ベンガジを訪問し、トルコと緊張関係にある実力者ハリファ・ハフタル氏の陣営代表と面会した。

その場にいたAFP通信のフォトグラファーによると、ニコラス・デンディアス外相はベンガジ空港に一時着陸し、そこでリビア東部の暫定政府トップのアブドゥッラー・サニー氏、同政府の外相Abdulhadi Lahweej氏と面会した。

Lahweej外相は、トルコと国連が承認したリビアの国民合意政府(GNA)が11月に合意し、物議を醸している海上分割協定についてギリシャ外相と話し合ったと述べた。この協定によって、地中海のガス資源が豊富な広大な領域に対し、トルコがさらに管轄権を主張するおそれがあるためだ。

ギリシャ政府は、トルコ政府とGNAの協定は国際海事法に違反しており、ギリシャや他の国の主権的な権利を侵害していると述べている。

12月10日、ギリシャは、この海上管轄権協定が地域の平和と安定を「乱す」として国連に非難を要請した。

22日、トルコ議会はさらにGNAとの軍事協定を承認し、リビアの紛争にトルコがより直接的に関与することが可能になった。

ハフタル氏は6月、自身が率いる部隊に対し、リビア国内でトルコの国益につながるものを攻撃するよう命じた。

21日夜、ハフタル氏の部隊はリビア東部沖のグレナダ登記されているトルコ船籍の貨物船を押収したと発表した。

ギリシャのメディアによると、デンディアス氏はリビア訪問後、エジプトに向かった。

ロイター通信

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