
ラシッド・ハッサン
リヤド:サルマン国王は、ロシアの侵攻を受けてポーランドを中心とする近隣諸国に逃れたウクライナ難民に対し、1000万ドル相当の緊急医療・避難所支援を行うようサウジアラビアの人道支援団体に指示した。
この支援活動は、ポーランド政府および国連と連携して実施されている。
サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)は水曜日のツイートで『サルマン国王はKSreliefに、ウクライナから近隣諸国へ避難している人々に向け1000万ドル相当の緊急医療・避難所支援を行うよう指示した』と発表。
同センターの総括責任者であるアブドゥラー・アルラビーア博士は、国王の多額の支援指示は、困窮者を助け、世界中の苦しみを和らげる王国の努力の延長上にあるものだと述べた。
他団体と協力してウクライナからの避難者を支援している国連によると、4月6日現在、430万人以上が同国から逃れてきているという。
過半数となる251万4504人の難民がポーランドに避難し、ルーマニアが66万2751人、ハンガリーは40万4021人、モルドバは40万1704人を受け入れている。
サウジアラビアは、KSreliefを通じて、人道支援の最大の援助国の一つとなっている。昨年、同王国は総額8億4100万ドル以上の援助金を提供し、世界で第3位、アラブ諸国では第1位の援助額となった。