
ファルージャ:治安当局筋によると、米国主導の有志連合軍が駐留するイラク西部の基地が土曜日、ロケット弾攻撃を受けた。2発のロケット弾は基地の近くに着弾したが、死傷者や被害は出ていない。
治安当局は声明で「2発のロケット弾はイラクのアイン・アル・アサード基地の外に着弾した」と発表し、「損失」は出ていないとした。
イラクが管理する同基地は西部アンバール県の砂漠地帯にあり、ダーイシュグループと戦う連合軍の外人部隊が駐留している。
連合軍関係者はAFPの取材に対し、「施設への影響は報告されていない」とし、「連合軍関係者に関して、負傷者は報告されていない」と述べた。
「International Resistance」と名乗る新たなグループが、メッセージアプリ、テレグラムの親イランチャンネルで、この攻撃に対する犯行声明を出した。
アイン・アル・アサード基地を狙ったロケット弾やドローンでの攻撃は頻発している。
4月8日、連合軍は、同基地を狙った武装ドローンを撃墜したと発表し、死傷者や被害は出ていないと報告した。
ここ数ヶ月間で、イラクに駐留する米軍やその関係者を狙ったロケット弾や武装ドローンによる攻撃が何十回も発生している。
西側諸国の当局は、これらの攻撃を親イラン強硬派勢力によるものとして非難しているが、その大半には犯行声明が出ていない。
バグダッドの政府がイスラム過激派に対する勝利を宣言してから4年後の12月、連合軍はイラクでの戦闘任務を終了した。
しかし、現在でも米軍兵士約2500人と連合軍兵士約1000人がアイン・アル・アサード基地を含むイラク国内の3ヶ所の基地に配置されており、イラク軍に対して訓練、助言、支援を行っている。
AFP