
ナジア・フッサリ
ベイルート:活動家は、ソーシャルメディアで名前が流出したレバノンの新政府に入ると見られる候補者を拒否した。
景気後退、大規模な街頭での抗議デモ、政治的危機により国が混乱する中、新しい政府を組織しこれらの問題の解決を任されたのは、次期首相に指名されたハッサン・ディアブである。
しかし、閣僚職に就くと見られる候補者の身元がオンラインで漏洩すると、デモ参加者の怒りと欲求不満の標的の一つとなっている支配エリート層から彼らが本当に独立しているかどうか、抗議活動の参加者は疑問視している。
ミシェル・アウン大統領は、金曜日、ディアブと2回目の会談を行い、レバノンの人々に新しい政府が大晦日のプレゼントになると約束した。
NGOの専門家であり市民社会活動家であるジアド・アブドゥル・サマドは、漏洩した名前は、政府の腐敗と不手際を非難するために立ち上がった人々を軽蔑するものだと述べた。
「最も明白な証拠は、次期首相がヒズボラとアマル運動の代表者の賛同を得るために彼らと議論して挙げた挑発的な名前でした」と彼はArab Newsに語った。「これは、特に経済的諸問題に対する解決策を欠いているので、街頭での緊張を高めるでしょう。」
公共問題の専門家で活動家のワリド・ファフレディンは、市民運動は依然として政治レベルで進行中であり、特にホリデーシーズンと悪天候のために、必ずしも街頭で行われるとは限らないと言う。
彼はディアブのやり方を批判し、次期首相は新政府の構成に関する彼のビジョンを体現していないと言う。彼は、「漏洩した名前には独自のアジェンダがあるようですが...私たちは経済的に崩壊する危機に瀕しており、レバノンには時間の余裕はありません」とArab Newsに語った。
彼は、市民社会運動は分裂していないが、異なる見方があると付け加えた。「これまでと同じペースで抗議行動を続けたい人たちと、事実と結果を待ってからスタンスを決めたい人たちがいます。」
ベイルートのリヤード・アッ=スルフ広場と殉教者広場には、雨水をテントから除去する人や、嵐で壊れたテントを新しいテントに交換する人の他は、抗議デモ参加者の姿はほとんどなかった。
レバノン治安部隊長官であるイマド・オスマン准将は、アウン大統領との会談の後、警察とデモ隊との路上での衝突は70日間を経過し、これまで295人の警官が抗議デモ参加者との衝突で負傷したと述べた。
「敵と戦うことを使命とする軍隊は、難しい状況に直面していますが、治安を守り、紛争を防止したいという熱意を持ってこの責任を担っています」と付け加えた。
ディアブは、彼が自由愛国運動、ヒズボラ、アマル党およびその他の同盟者から支援を受けているとして彼を指名することを拒否した影響力のある政治的グループによるボイコットなど、重大なハードルに直面してる。
未来運動は新政府への参加を拒否したが、レバノンのスンニ派の権威であるダール・エル=ファトワは、ディアブの指名に関する立場を明らかにしていない。
政治宣言は、限られた数の閣僚から構成される独立した実務者政権を樹立するというディアブの条件を受け入れることを誓約した人々が、約束を破ったことを示している。
街頭デモの激しさが減少したことにより、政治的エリートが、2か月前にハリーリー首相を辞任に追い込んだ危機の影響を封じることができると信じるようになった可能性もある。