
アラブニュース
ロンドン:イエメン政府は国連と国連イエメン特使のハンス・グルンドベルグ氏に対し、4月2日に発効した停戦合意に引き続き違反し、行動をエスカレートさせているフーシ派に「本気かつ現実的な」対応をとるように求めた。国営サウジ通信が5日に報じた。
イエメンの国営サバ通信によると、「フーシ派のあからさまな攻撃は激しさを増し、(4日には)ついにタイズ県保安部門へのドローン攻撃が実施された。市民を含む10人が負傷したほか物理的な被害もあり、「イード・アル・フィトル」をお祝いしていた子供や家族を恐怖に陥れた」と政府筋は述べている。
イランの支援を受けたフーシ派による停戦合意の度重なる違反によって、フーシ派を和平合意に従わせる圧力を国連や国際社会がかけることの真剣度が本当に試されている、と政府筋は強調した。
フーシ派はテロ攻撃を繰り返し、国連の仲介による停戦合意が実施された瞬間から繰り返し違反している。そうした事態は、和平のあらゆる機会を損ない、危機に対する政治的な解決を見つける努力を台無しにしようというフーシ派とその支持者の行動を反映しているのだという。
この政府関係者はさらに、停戦合意の条件に基づき、タイズ県の包囲を今すぐ解く必要性も強調している。