
バッサム・ザザ
Arab News Japanベイルート特報
Arab Newsが入手したところでは、ルノー・日産アライアンスの元社長兼最高経営責任であるフランス人実業家カルロス・ゴーンがプライベートジェットでレバノンに到着した。同機はトルコから飛行して来たものと思われる。
在職中の汚職疑惑に関連して法的争いが続いている日本で自宅軟禁中のゴーンに関するニュースが、月曜日の午後11時(ベイルート時間)に流れた。
ゴーンの側近は、レバノンのメディアに対し、彼はもはや日本で自宅軟禁中の身ではなく、母国に到着したと語った。
ルノー・日産アライアンスでの職を解任された彼は、数ヶ月間拘留された後も自宅軟禁中で、4月に日本での裁判を待っていた。
ゴーンが深夜にベイルート国際空港に到着した際、レバノン内務省の治安当局から公式の確認を得ることはできなかった。
匿名を条件に空港関係者がArab News Japanに語ったところでは、ゴーンはトルコから飛行して来たとみられるプライベートジェットで到着したいう。「彼は到着しましたが、いつ到着したかについては言えません」と、彼はそれ以上の詳細は明らかにしなかった。
一方、日本の村上徳光在レバノン大使は、ゴーンが日本を去ったかどうかについて何の情報も受けていないと地元のニュースを伝えるMTVに語った。
月曜日の夜(ベイルート時間午後11時)、日本大使は、ゴーンがベイルートに到着したというニュースを聞いて驚いたと語ったという。
ゴーンの側近は、二重国籍を有する彼が、法廷で課せられた自宅軟禁状態のまま日本を去ったのか、それとも彼が今後の裁判に出頭することを条件に旅行することを許可する法的取引または暫定的な保釈に達したのかについては明らかにしなかった。
ゴーンは、かつて経営不振にあった自動車会社を立て直したと称賛されていたが、ここ10年間で最も劇的な企業の信用失墜に見舞われた。彼は2018年11月に4件の金融商品取引法違反の疑いで日本で逮捕されたが、彼はそれを否定している。
彼のベイルート到着のニュースの後、ソーシャルメディアのユーザーは、ゴーンがサード・ハリーリー首相の辞任に続いてハッサン・ディアブ博士が現在組織しようとしてい新内閣の閣僚に指名されるのではないかとツイートした。
ハリーリーは、政治的腐敗と経済状況の悪化に対する抗議デモが続く中で辞任している。