ガザ地区: パレスチナとイスラエルの情報筋によると、イスラエルは土曜日、ガザ地区の地中海沿岸でパレスチナ人漁師4人を逮捕したという。
イスラエル軍は、2隻のパレスチナ船がガザ地区北部の指定漁業区域から外れ、「安全保障上の制限に反した」容疑で、4人の容疑者を逮捕したと発表した。また、停船の指示に応じなかったこの2隻の漁船に対し、海軍が発砲したという。
ガザ漁師組合のニザール・アヤシュ事務局長は、土曜日には少なくとも3件の、イスラエルによるガザ漁師への襲撃があり、いずれも漁業許可区域内であったと述べた。
そのうちの1件では、イスラエル軍がボートにゴム弾を撃ち込み、乗っていた4人のうち2人が負傷、後に病院に搬送されたという。また別の事件では、乗組員2人を拘束した後、小型ボートを押収したという。
「この数週間、漁業許可区域内において、漁師に対する違反行為が数件ありました」とアヤシュ事務局長は話す。
約230万人のパレスチナ人が住む、沿岸部の飛び地であるガザ地区において、漁業は最も大きな産業の一つである。
イスラエルは、イスラム過激派組織ハマスが統治するガザ地区において、安全保障上の懸念から陸・空・海の封鎖を続けている。北側のイスラエル方面に、定められた制限区域を越えて船を出すことができず、南西側にもエジプトが同様の制限を設けている。
ロイター