
アラブニュース
アブダビ:UAEの国営通信社WAMが報じたところによると、イスラエル首相は2日、アブダビを公式訪問した際にUAE大統領との会談を行った。
ナフタリ・ベネット首相とシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド大統領は、両国民の希望に応えるため、経済、開発、投資、保健および食糧安全保障の分野での、両国の協力関係強化に向けた方策について検討した。
ベネット首相は、5月13日に死去したUAEのシェイク・ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン前大統領の死去について哀悼の意を示し、世界との協力関係と平和の確立に向けて、前大統領が果たした役割を称えた。
また、WAMによると、ベネット首相はシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド大統領の就任を祝福し、「両国民の利益と繁栄に向けて」、イスラエルがUAEとの協力関係を拡大することへの期待を改めて確認した。
シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド首相は、UAEの繁栄と発展を願うイスラエル首相に感謝の意を表明した。
UAEとイスラエルは、米国が仲介したアブラハム合意の一環として、2020年に国交正常化協定を締結した。バーレーン、スーダン、モロッコも同協定の枠組みでイスラエルと国交を正常化している。
ベネット首相のアブダビ訪問はここ数カ月で3度目となるが、事前に公表されていなかった。