
ベイルート:シリア人権監視団によると、水曜日、少なくとも22に及ぶ空襲がシリアのイドリブを襲ったという。
そして、シリア政権軍によって発射された地対地ミサイルにより、シリア北西部の学校にいた4名の子どもを含む6名の民間人が死亡した。
英国を拠点とするシリア人権監視団によると、サルミーンの町の建物の一部が、居場所を失った人たちの避難所として開放されたとのこと。
シリアでは約9年に渡り戦争が続いてきたが、ここ数週間という直近の戦争状況として、イドリブにある北西反政府勢力の基地への攻撃を政府軍が強め、破壊的な砲撃を行ってきていた。
国連によると、12月だけで見ても、300万人の人口を持つこのジハード主義地域では、28万4千人もの人々が攻撃により家を追いやられたとのことである。
大勢の人々の移動により、モスク、駐車場、結婚式場、学校などの公共の建物が避難所に変化している、と国連人道機関OCHAは言う。
政権同盟国であるロシアは、当国と政府軍が何か月かに渡って強力な砲撃により1,000人もの市民の命を奪った後の8月下旬に、イドリブとの停戦を発表した。
しかし、シリア人権監視団によると、散発的な衝突や砲撃は秋を通じて続き、先月の攻撃の突発的な凶暴化に繋がった。
シリアの内戦が反政府抗議の強力な弾圧により2011年に勃発して以来、37万人もの人々が犠牲となってきた。
昨年は、紛争が始まって以来最も被害者が少ない年であったが、それでも1,000人以上の子どもを含む計11,215人が戦争の犠牲となった。
AFP