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イラン、新ロケットの打ち上げ実験の準備を整える

上記は2022年6月14日の、イランのセムナーン州南東にあるイマーム・ホメイニ宇宙基地の発射台。(AP経由マクサー・テクノロジーズ)
上記は2022年6月14日の、イランのセムナーン州南東にあるイマーム・ホメイニ宇宙基地の発射台。(AP経由マクサー・テクノロジーズ)
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16 Jun 2022 02:06:24 GMT9
16 Jun 2022 02:06:24 GMT9
  • 米国は「一貫した挑発行為」を酷評
  • イランの航空宇宙開発は、イスラエルによる妨害行為を主な原因として、困難に満ちたものになっている

アラブニュース

ジェッダ:一連の悲惨な失敗と、イランの航空宇宙計画をイスラエルが妨害している可能性について証拠が揃ってきていることにも関わらず、イランは15日に新しい固体燃料ロケットの打ち上げ実験を行うつもりであると発表。

セムナーン州のイマーム・ホメイニ宇宙基地の発射台で準備が進められていることが衛星写真に映っていた。国防省のアフマド・ホセイニ報道官は、ズルジャナロケットの3段式ロケットそれぞれが、この発射で試験されると話した。このロケットは衛星に限られた設計だとイランは主張しているが、弾道ミサイルを搭載できると批判する人もいる。

米国は、イランによる衛星の発射は国連安全保障理事会決議を無視したものであると主張し、核兵器を搭載できる弾道ミサイルに関連する活動を一切行わないことをイランに対し要求した。

「イランは一貫して、緊張を高める行動を選択している。(…)一貫して物議を醸す行動を取ることを選択している」と米国国務省のネッド・プライス報道官は15日に発言した。

米国国防総省の報道官ロブ・ロドウィック少佐は、米国軍は「イランが実現可能な宇宙への打ち上げ技術を追求し、それが弾道ミサイル計画全体の進展にどのように関係していく可能性があるのかを、引き続き注意深く監視していく」と言った。

ロドウィック少佐はまた、「様々なミサイル計画による示威行動を含むイランの攻撃的行動は、この地域における我が軍の最大の懸念であり続ける」と言った。

イランの航空宇宙開発は、イスラエルによる妨害行為を主な原因として、困難に満ちたものになっている。ある種の衛星を積んだロケットを打ち上げたシムルグ計画では5回連続して失敗している。2019年にイマーム・ホメイニ宇宙基地で発生した火事では3人の研究員が亡くなっており、同年8月の爆発の跡は発射台に残ったままだ。

その発射台は先週、イランの兵站の専門家モハメッド・アブドゥス氏が、不可解な状況で亡くなった場所と同じ場所だ。彼の死後、イランのミサイル・核計画に関係するイスラム革命防衛隊の将校を狙った暗殺が多発した。

5月22日にテヘランでサイード・ホダイ大佐は射殺され、6月3日にアリー・イスマイルザデ大佐は、首都テヘランのすぐ郊外にある家の屋根から落下して死亡した。イスマイルザデ大佐の死の一週間前、技術者のイーサン・ガドベイギ氏は、イランの核開発計画の主要な施設であるパルチン軍研究所で、ドローン攻撃によって殺害された。

最も最近に報告された事件では、さらに2人のミサイル科学者が亡くなっている。ヤズドにあるミサイル・ドローンセンターの技術者であるアユーブ・エンテザリ氏(35)は5月31日に開かれたパーティーから帰宅後に死亡した。毒殺された疑惑がかけられており、ディナーパーティーの主催者はその後、姿を眩ましている。

ナタンツにある核施設で地質学者をしていたカムラン・アガモラエイ氏(31)は、タブリーズへの出張から戻った後の6月2日に多臓器不全で亡くなっている。

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