
アラブニュース
ヨルダンのビシェル・ハサーウネ首相は29日、死者を出したアカバでのガス漏れ事故の調査結果を「透明かつ客観的に」共有することを確認したと、国営通信社ペトラが報じた。
紅海のアカバ港でクレーンが塩素タンクを落下させて爆発し、有毒な黄色い煙が大量に放出され、少なくとも13人が死亡、250人が入院した。
首相によると、当局は調査を進める段階に入っており、「事故に関する完全な結果を得るために24時間体制で取り組んでいる」と、ペトラの報道は付け加えた。
29日の閣議で、ハサーウネ首相はまた、アカバ港の犠牲者の家族に哀悼の意を表し、負傷者の一刻も早い回復を祈願した。
首相は、国の各機関によるガス漏れを食い止める取り組みを称え、全ての取り組みは国王アブドゥッラー2世と皇太子アル・フセイン・ビン・アブドゥッラー2世の監督と指導の下で行われたと付け加えた。
王宮府が発表した声明によると、国王アブドゥッラー2世は28日、ガス漏れの責任者に責任を取らせるよう求め、「調査終了後に透明性のある説明を国民に対して行うとともに、問題点を特定し、責任者を法律で裁く」必要性を強調した。