
テヘラン:土曜日の夜、中程度の地震が二度、イラン南部のホルモズガーン州を襲ったと国営テレビが報じた。
国営のIRNA通信社によれば死傷者や被害に関する速報はなかったが、二度の地震はいずれも日没後に発生したもので、数回にわたる余震がその地域を揺さぶるなか、人々は急いで通りに飛び出し、そこに留まった。
テレビ報道によれば、まず最初にマグニチュード5.7の地震が午後8時以降に地下10キロメートル(約6マイル)で発生した。2番目のマグニチュード5.8の地震は、その2分後に地下9 km(5.5マイル)で発生した。
この二度の地震が発生した地域はバンダルカミール市の近くであり、首都テヘランの南約1,000 km(620マイル)に位置する。
この地域はイランの海岸沿いに位置し、戦略上重要なホルムズ海峡の近くにある。ホルムズ海峡は、海上ルートで取引される石油全体のほぼ3分の1が通過する場所だ。
ここ数週間、この場所では中程度の地震が多発している。
今月初め、マグニチュード6.2の地震により同州で5人が死亡、44人が負傷した。また11月にはマグニチュード6.4と6.3の二度の地震が発生し、男性1人が死亡している。
イランは大きな地震断層線上にあり、平均で1日に1回の地震が発生する。2003年には、マグニチュード6.6の地震が歴史ある都市バムに打撃を与え、26,000人が死亡した。2017年にイラン西部を襲ったマグニチュード7の地震では、600人以上が死亡、9,000人以上が負傷した。
AP