
サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー、イエメン:フーシ派が掌握するサヌアで大規模な爆発が発生し、外国人を含む5人のフーシ派の弾道ミサイル技術者が死亡した。イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報相が日曜日に発表した。
同大臣は、住宅地内で兵器を保管・製造することで首都に住む何千人もの人々の命を危険に晒しているとしてフーシ派を非難した。
死亡した5人の技術者は、土曜日にサヌア空港近くの軍事拠点で弾道ミサイルの組立作業中だったという。空港はミサイル工場として使用されており、ドローンへの爆発物搭載も行われていた。
同大臣はツイッターに次のように投稿した。「今回の事故で裏付けられたのは、イランの兵器がフーシ派に流れ続けていること、彼らが国際社会に無関心であること、自らの義務を否定していること、国連仲介停戦を悪用してイランから密輸された兵器を住宅地に集めていること、民間人を人間の盾として利用していることだ」
フーシ派の技術者たちが死亡してから1日も経たないうちに、フーシ派が占領するサヌアにオマーンの外交官の一団が到着した。国連仲介停戦の延長について協議するためだ。
フーシ派側の交渉責任者であるムハンマド・アブドル・サラム氏によると、日曜日に彼とオマーン代表団はオマーンの飛行機でサヌアに降り立ち、フーシ派の指導者らと停戦関連の問題と、人道的・経済的問題への対処に関する国連のイエメン提案について協議した。
オマーン代表団によるサヌア訪問は、国連イエメン特使が提案するタイズ包囲の解除と(8月2日に期限を迎える)停戦の延長を受け入れるようにフーシ派を説得するのが目的だった。
国連、欧米諸国、地域の特使らはイエメン各派に対し、停戦を6ヶ月に延長するよう、またそれを持続的な和平協定につなげて内戦を終わらせるよう、説得を続けている。
今回の訪問は、ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使がタイズの道路開放と包囲緩和の提案を受け入れるようフーシ派を説得できなかったことを受けて行われた。
フーシ派の反対が停戦内容の実行の進展を妨げたため、停戦が破棄の危機に晒された。一方、国際的に承認されているイエメン政府は、フーシ派がタイズの道路を開放するまでは他の問題の協議を進めることを拒否するとした。
イエメン政府によると、フーシ派は停戦協定の全条項を実行に移さず、停戦中に石油タンカーから1000億リヤル(8695万6522ドル)以上を得ているにもかかわらず自派支配地域の公務員に給与を支払わず、タイズ、ホデイダ、マアリブなどの政府支配地域への攻撃を続けている。
グルンドベルグ特使は、大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長から(フーシ派の停戦違反、タイズ道路開放への反対、および国連のフーシ派への弱腰の姿勢に対する抗議として)面会を拒否され、成果を得られないまま土曜日にアデンを後にした。