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イスラエルとパレスチナ、8月7日日曜日の夜から停戦へ

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08 Aug 2022 03:08:56 GMT9
08 Aug 2022 03:08:56 GMT9
  • 8月5日金曜日以降、イスラエルはガザの「イスラム聖戦」の拠点に対して激しい空爆と砲撃を行っていた。

ガザ:過激派「イスラム聖戦」は日曜日、エジプトが仲介するイスラエルとの停戦条件に合意した。少なくとも43人のパレスチナ人の死者を出した3日間の激しい戦闘を終結させることが目的だ。

この合意により、昨年の11日間の戦争以来、貧困に苦しむパレスチナの荒廃した沿岸地域ガザでの史上最悪の戦闘が近く停戦となることへの期待が高まっている。

イスラム聖戦の幹部であるムハンマド・アル・ヒンディ氏は声明で、「先ほど、エジプトの停戦合意の文言に合意した」と述べた。

金曜日以来、イスラエルはガザのイスラム聖戦の拠点に対して激しい空爆と砲撃を行い、武装勢力は報復として数百発のロケット弾を発射した。

ガザ地区の保健省は7日日曜日の夜、イスラム主義組織ハマスが運営するパレスチナの飛び地であるガザで、死者数が子ども15人を含む43人となり、負傷者数が300人以上に上ったと発表した。

医療関係者によると、同時期にイスラエル人2人が榴散弾で負傷している。

イスラム聖戦のヒンディ氏は、この合意には「バセム・アル・サーディ氏とハリール・アワウダ氏という2人の囚人の解放に向けて努力するというエジプトの誓約が含まれている」と述べた。

イスラム聖戦の政治部門の幹部であるサーディ氏は最近、占領下のヨルダン川西岸で逮捕され、過激派のハリール・アワウダ氏もイスラエルに拘束されている。

これに先立ち、エジプト治安筋は、イスラエルが停戦を「受け入れた」と述べた。

ガザの建物は瓦礫と化し、イスラエル人はロケット弾の嵐からの避難を余儀なくされている。

ガザ西部に住むヌール・アブ・サルタン氏は、日曜日の早朝、「やきもきしながら停戦の宣言を待っています」と語った。

「暑さと砲撃とロケット弾のため何日も眠れず、上空を飛ぶ飛行機の音も…恐ろしいです」と29歳の同氏は語った。

ガザとの境界に近いイスラエルの町スデロットに住むダリア・ハレル氏は、5人の子どもが「心に傷を負っている」にもかかわらず、停戦の知らせに「失望しました」と述べた。

「毎年、軍事作戦が行われることにうんざりしています」と彼女は語った。「軍と政治のリーダーには、これを最後に終わらせるようお願いしたいです。私たちは戦争に賛成しているわけではありませんが、これ以上続けられません」

AFPのカメラマンは、日曜日の夕方、イスラエルの商業都市テルアビブの中心部で、ロケット弾2発が迎撃されるのを目撃した。

イスラム聖戦のロケット弾2発がその日のうちにエルサレムを標的にしたが、イスラエル軍に撃ち落とされた。

イスラム聖戦はハマスと同盟を結んでいるが、しばしば自立的に行動する。ハマスが2007年にガザを掌握して以来、昨年5月の紛争を含め、イスラエルと4回の戦争をしている。

イスラエル軍は、「ガザのイスラム聖戦の軍事部門の幹部全員を制圧した」と発表している。

ガザ市のシファ病院のムハンマド・アブ・サルミヤ院長は、医療関係者が「非常に悪い状態」の負傷者を治療していると述べ、薬剤や発電機用の燃料不足が深刻であると指摘した。

「ずっと負傷者を受け入れている」と、同氏は日曜日の早朝に語った。

イスラエルは、土曜日にガザ北部のジャバリア地区での子ども数人の死亡は、イスラム聖戦が発射した流れ弾が原因であるという「動かぬ証拠」を入手したと発表した。

AFPのカメラマンは、同地の病院で、3人の未成年者を含む6人の死体を目撃した。

「私たちはその場に駆けつけ、体の一部が地面に転がっているのを発見しました…彼ら子供たちはバラバラになっていました」とムハンマド・アブ・サダア氏は県都ジャバリアの惨状を語った。

軍は、イスラム聖戦の拠点139箇所を攻撃し、過激派は600発以上のロケット弾と迫撃砲を発射したが、そのうち100発以上はガザ地区内で不発に終わったと発表した。

緊張が高まる中、イスラエルに併合された東エルサレムのユダヤ人は日曜日、「神殿の丘」としてユダヤ教で知られるアルアクサ・モスクの敷地で「ティシャ・ベアブ」の断食の日を迎えた。

これに対し、一部のパレスチナ人は「神は偉大なり」と叫び、AFPのカメラマンがイスラエル警察に一時拘束されたが、記念式典は大きな事件もなく終了した。

イスラエルは、差し迫った攻撃を計画していたとするイスラム聖戦に対して、金曜日に「先制」作戦を開始する必要があったと述べている。

軍は、ガザ市のタイシール・アルジャバリ司令官や南部のラファのハーリド・マンスール氏など、ガザ地区のイスラム聖戦の最高幹部を殺害している。

イスラエル南部と中部では、市民が防空壕に入ることを余儀なくされた。救急活動組織マゲン・ダビッド・アドムによると、2人が破片で入院し、13人が安全な場所に逃げる際に軽傷を負った。

AFP

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