
ハゼム・バロウシャ
ガザ市:月曜日、ガザ市民は死者を埋葬し、家屋のがれきの中を探し回って、今回のイスラエルによる激しい攻撃後の被害状況を確認した。
3日間にわたる爆撃で、4人の女性と15人の子供を含む少なくとも44人のパレスチナ人が殺害され、350人以上が怪我をした。18の家屋が全壊、1,675軒が損壊し、71軒が居住不可能な状態になった。
金曜日、イスラエルがイスラム聖戦の拠点に対し空爆と砲撃を開始して一連の攻撃が始まった。今回の攻撃は、昨年イスラエルがガザに対して仕掛けた11日間戦争以来、最大規模である。
日曜日遅く、エジプトが停戦を仲介してようやく暴力は止んだ。「私たちは停戦のニュースを聞いて喜び、仕事に戻りました」とガザの商店主ハゼム・ドゥイマ氏は話した。「もう流血はごめんです」
家族を亡くした人々は、犠牲者を葬った。ガザ地区北部のジャバリアで行われた葬儀では、ある一家族が4人の子供を埋葬し、数百人が参列した。
44歳のソビイ・エル・ワウィ氏はアラブニュースに、次のように語った。「まだ生きていることを神に感謝します。つらい日々でした。どこもかしこも爆撃を受け、大人も子供も恐怖に震えました。このようなことは今回が初めてではありませんし、今後も続くでしょう」
「私たちは、世界中の他の人たちが暮らしているように暮らしたい…戦争はこりごりです。殺し合いではなく、平和が欲しいのです」
ラーマ・アル・ボライ氏はこう話した。「私たちはほぼ通常の生活に戻っていますが、子供や愛する人を失った人たちは、はるかにつらいことでしょう」
「ガザでの生活は過酷なものです。貧困と苦しみが支配していますが、残念なことに、誰も私たちの苦痛に目を向けません…世界は不公平なのです」
「世界がウクライナをどう扱ったか、パレスチナ人をどう扱っているか見るといいでしょう。私たちは爆撃にさらされて…何の理由もなく死のうとしているのです。ただ、自由が欲しいだけなのに」
不安定ながらも停戦が効力を持ち始めた月曜日、イスラエルはケレム・シャローム検問所を再開して、ガザ唯一の発電所に燃料を供給した。この発電所では一日につき8時間発電している。また、エレズ検問所も病院の患者、外交官や外国人のために業務を再開した。
パレスチナ人が仕事のために国境を越えることはまだできない。この件に関しては、イスラエル側は平穏な状態がいつまで続くか、および安全性の評価次第だとしている。