アラブニュース
ドバイ:アルジェリアで発生した山火事は複数の県にわたって森林を焼き尽くし、少なくとも38人が死亡し、それ以上の負傷者が出た。それを受け、サウジアラビアは犠牲者に哀悼の意を表明した。
干ばつと過酷な猛暑によって引き起こされた火災は、アルジェリア東部のチュニジアとの国境に近いエル・タルフ地域全体に燃え広がり、数百人が自宅からの避難を余儀なくされた。
国営通信(SPA)の報道によると、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は、アルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領に弔電を打った。
国王と皇太子殿下は弔電の中で、テブン大統領と犠牲者遺族に「深い悲しみと心からの同情」を伝え、負傷者の一日も早い回復を祈った。
他の湾岸諸国(UAE、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール)も、犠牲者遺族に対する「心からの哀悼と同情」を示す声明を出し、荒れ狂う山火事に際してアルジェリア政府との連帯を再確認した。
湾岸協力理事会(GCC)のナーイフ・アル・ハジュラフ事務局長も、哀悼の意を表明し、アルジェリアに対する湾岸諸国の連帯と支援を再確認した。また、負傷者の一日も早い回復を祈ると述べた。
チュニジアのカイス・サイード大統領は、アルジェリア大統領に電話で「心からの哀悼の意」を伝えた。
大統領府の声明によると、サイード大統領は山火事と闘っているという点で両国には共通点があると述べ、チュニジアのリソースをアルジェリア国民の支援に注ぐことを約束した。
ヨルダン、リビア、パレスチナはアルジェリアへの全面支援と連帯を表明した。スーダンは、アルジェリア政府がこの困難な時に対処し克服できることを「完全に信頼している」ことを確認した。
イスラム協力機構(OIC)事務局もアルジェリアとの全面的な連帯を表明した。ヒセイン・ブラヒム・タハ事務局長はアルジェリアの国民と政府に「心からの哀悼の意」を示し、同国への支援を再確認するとともに、「アルジェリア指導部がこの危機を克服できることを信じている」と表明した。