
サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー:イエメン軍は7日、イランが支援するフーシ派による攻撃で、この5カ月の間に南部タイズ市のさまざまな場所で42人が死亡し、185人が負傷したと発表した。
同軍は、フーシ派とイエメン政府が結んだ停戦協定を順守するよう、フーシ派により積極的に圧力を掛けることを改めて求めた。
タイズに駐在するイエメン軍将校アブドル・バシット・アル・バヘル氏はアラブニュースに対し、フーシ派は4月2日以降4450件の違反を犯し、兵士30人、女性や子供を含む民間人12人を殺害し、兵士131人、民間人54人を負傷させたと話した。
「停戦中であるという感じは全くなかった」とアル・バヘル氏は述べた。「殺戮も包囲も終わらなかった……それどころか、戦闘のレベルは前例がないほど上がった」
2度更新された停戦協定の下、フーシ派とイエメン政府は、戦闘を停止すること、サヌアを発つ商業便の運航を許可すること、燃料船がホデイダ港に容易に入れるようにすることに合意した。
包囲されているタイズや他州の交通の再開について話し合うため、合同委員会が設置された。
「イエメン第3の都市であるタイズは、停戦の恩恵を受けていない唯一の都市だ。フーシ派が、集まった民間人や軍人への独断的で致死的な攻撃をやめていないからだ」とイエメン政府関係者らは主張している。彼らは、フーシ派は7年に及ぶタイズの封鎖を解いていないと主張している。
フーシ派は最近、タイズ西部のアル・ダバブ地域にある狭い未舗装道路を集中的に攻撃している。その道路はタイズとイエメンのいくつかの都市を結んでいる。
フーシ派はタイズの出入り口と、同市とサヌア、ホデイダ、アデンを結ぶ主要道路を完全に支配し、数十万人分の物資や人道支援を妨害している。
「フーシ派が現在、タイズと外の世界をつなぐ唯一のルートを攻撃していることを想像せよ。彼らは和平に真剣に取り組んでいない」とアル・バヘル氏は述べた。同氏は、この48時間以内に陸軍がフーシ派のアル・ダバブへの進攻を首尾よく撃退したと付け加えた。
7日、ラハジ州内でフーシ派に殺された軍司令官の葬儀が執り行われ、アデンの数百人の人々が参列した。
当局者によると、フーシ派のスナイパーが6日、第4支援・増援旅団のハダル・アル・シャワティ司令官を射殺した。同氏はヤファエ地区の前線を視察していた。