
アラブニュース
ニューヨーク:アラブ首長国連邦(UAE)は24日、イランに対し、過去50年間違法に占領してきた3島をUAEに返還するよう強く求めた。
ニューヨークで開催中の第77回国連総会の一般討論演説で、アラブ首長国連邦(UAE)のリーム・アル・ハーシミー国際協力担当国務大臣は、イランによる3島の占領はUAEの主権を侵害するものであると述べた。
「…我々は、大トンブ島、小トンブ島、アブー・ムーサ島というUAEの3島に対するイランの占領を終わらせるよう改めて要求する。3島に対するUAEの主権は歴史と国際法によって証明されている」 とハーシミー国際協力担当国務大臣は述べた。
イラン軍が3島を占領したのは1971年11月、イギリス軍が島から撤退した後だった。3島はすべてアラビア湾とオマーン湾の間のホルムズ海峡に位置している。
「UAEは過去50年にわたり、この紛争を平和的に解決するよう真摯に呼びかけてきたが、イランはこれに応じていないことをここに強調する。我々は、直接交渉でも国際司法裁判所でも、我々の正当な権利として、これらの島々に対する主張を決して譲らない」とハーシミー国際協力担当国務大臣は述べた。
イランは、レバノンのヒズボラ、イエメンのフーシ、パレスチナ地域やイラクの武装勢力などの代理民兵に資金と武装を提供し、地域を不安定にしようとしているとアラブの近隣諸国、加盟国、西側諸国から非難されている。