
アラブニュース
エルサレム:国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のヨルダン川西岸地区担当ディレクターのアダム・ブルコス氏がジェニン難民キャンプを訪問した。パレスチナ報道情報局が月曜日に伝えた。
このキャンプでは先週水曜日、イスラエル軍による大規模な襲撃で4人が死亡し44人が負傷した。ブルコス氏の訪問はその数日後に行われた。
同氏はキャンプ訪問中、この襲撃の際に銃撃を受けたUNRWAの診療所に案内された。当時、中には患者や医療スタッフがいた。約3万5000人に医療サービスを提供している施設だ。また、UNRWAの学校も訪問し、児童や教師たちと対面した。
「イスラエルによる先日の軍事作戦による被害の大きさを目の当たりにした」と同氏は述べた。「児童たちの目に恐怖と不安が見えた」
「ジェニンキャンプやヨルダン川西岸地区全体における現在の暴力は、UNRWAが長年見てきた中で最も酷いレベルに達している。難民を含む多くのパレスチナ人が亡くなったり負傷したりしている。暴力は命を奪い、家族を悲しませ、状況を不安定にするだけだ」
「紛争の全当事者はパレスチナ難民を含む民間人を保護すべきだ。国連の職員・施設や民間のインフラに被害がおよばないようにしなければならない。特に、イスラエル治安部隊に対して、過度の武力の使用を制限し、ジェニンやヨルダン川西岸地区全体の民間人の命が奪われないようにすることを求める」