
アラブニュース
ヨルダン川西岸ラマッラー:パレスチナ保健省によると、9月にヨルダン川西岸地区の難民キャンプで行われた軍の襲撃で、12歳のパレスチナ人少年がイスラエル兵に撃たれ負傷し、10月10日月曜日に死亡した。
マフムード・サモウディ君は9月28日、武装したパレスチナ人の拠点であるジェニン難民キャンプで、軍の襲撃を受けた際に腹部を銃撃された。
月曜日、同省は少年が週末に負傷したと誤って報告したが、イスラエル軍によると、事件は9月に発生したもので、同省はその後、最初の報告を訂正した。
イスラエル軍は、「暴力的な暴動に参加し、治安部隊に投石した未成年者の負傷に関する申し立てを承知している」と発表した。
軍は事件を取り巻く状況を調査中であるとしている。
イスラエルは、春にイスラエル人に対する攻撃が相次ぎ19人が死亡して以来、ヨルダン川西岸一帯で夜ごとに強制捜査を行っている。
軍は、これらの攻撃の犯人の何人かをジェニンにまで突き止めたと発表した。
イスラエルの砲撃はこの期間に100人以上のパレスチナ人を殺害し、2015年以来、占領地で最も死者が多い年となった。
イスラエル軍によると、殺された人の大半は武装勢力か、兵士に石を投げつけ危険にさらす者たちだったという。
しかし、イスラエルの数カ月に及ぶ軍事行動中に、ベテランのジャーナリストや弁護士など、故意ではなく戦闘地域に車を乗り入れてしまったと思われる民間人も数名殺害された。
また、近隣地域への侵略に対抗して街頭に出た地元の若者たちも殺害されている。
イスラエルは、この強制捜査は過激派組織を解体するためのものだとしている。
パレスチナ人側は、この作戦は、独立国家を目指すイスラエルが55年間軍事占領してきた地域の支配を強化することが目的だとしている。
また月曜日には、イスラエル兵がシュアファト難民キャンプに入り、週末にイスラエル兵を殺害した疑いのあるパレスチナ人の家屋や 店舗を捜査した。
キャンプ住民ら数十人が、催涙ガスを発射した兵士に石を投げつけた。
土曜日の夜、東エルサレムにあるキャンプ付近の検問所で銃撃があった。
警察によると、当時、加害者は車から降りて発砲し、その女性兵士と治安部隊の隊員1人に重傷を負わせた後、キャンプ内に逃げ込んだという。
軍は日曜日未明、19歳の女性が死亡したと発表した。