
アラブニュース
ドバイ: UAEは17日、東エルサレムのマッカシード病院を支援するために、世界保健機関(WHO)と2500万ドルの協定に調印した。
エミレーツ通信(WAM)の公式声明によると、今回の合意は、国際連合中東和平担当特別調整官(UNSCO)が推進したもので、パレスチナの医療部門を改善するためのUAEの取り組みの一環として行われた。
UAEで外務・国際開発協力担当大臣補佐官を務めるスルタン・モハメド・アル・シャムシー氏は、UAEの寄付により、病院の医療サービスが強化され、約13万人の患者の利益になることが期待されると述べた。
「今回の合意は、特に保健分野でのパレスチナ人の要求を満たすという、UAEの永続的かつ歴史的な一貫したコミットメントの枠内にある」と、アル・シャムシー氏は付け加えた。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は声明の中で、「COVID-19パンデミックにより証明されたのは、健康とは贅沢品ではなく人権であり、発展の中心に位置するものだ」と語った。
ガザ地区ヨルダン川西岸にあるWHO事務所の責任者のリク・ピーパーコン氏によると、UAEの寄付はマッカシード病院に、必要不可欠な医療サービスを今後も即座に提供するための一助となるという。
「UAEの寄付によりマッカシード病院の産科や婦人科の質が向上するだけでなく、パレスチナ全体の医療専門家の育成の助けになるだろう」と述べた。
また、マッカシード病院のアドナン・ファルフード院長は、UAEの寄付が病院の運営とサービスに変化をもたらすと語り、UAEに感謝の意を表明した。