
パリ:イランの学生たちは、マフサ・アミニさんの死後40日目に予定されている式典前日の25日夜、緊張が高まる中、複数の大学で流血の弾圧に対する抗議行動を行った。
AFPが検証したオンライン動画では、イラン南西部のクゼスタン州にあるアフヴァーズのシャヒード・チャムラン大学で、「学生は死ぬかもしれない。だが屈辱は受け入れない」と抗議の声を上げた。
アミニさんは、女性に対する厳しい服装規定違反の疑いで逮捕され、その後死亡した。
その死をきっかけに起こった抗議行動では、若い女性や女子学生たちが先頭に立つようになってきている。
クルド系の22歳のイラン人であるアミニさんは、弟とテヘランを訪れていた9月13日、悪名高い道徳警察に逮捕、拘束され、その3日後に死亡した。
活動家によると、イラン治安当局はアミニさんの家族に対し、追悼式典を行わないよう、またクルディスタン州にあるアミニさんの墓所を26日に訪れることを人々に求めないよう警告し、その通りにしなければ「彼らの息子の命を心配しなければならなくなる」と述べた。
26日は、アミニさんの死からちょうど40日目にあたり、イランの伝統的な服喪期間が終わる日でもある。
ネット上の動画では、テヘランにあるベヘシュティ大学とカジェ・ナシル・アルディン・トゥシ工科大学(Khajeh Nasir Toosi University of Technology)、クゼスタン州アフヴァーズにあるシャヒード・チャムラン大学で、25日に抗議する学生たちの姿が映し出されている。
この新たなデモは、テヘランのシャーヒド・サドル女子職業高等学校で24日、イラン治安部隊が女子生徒を殴打したとして活動家が非難した後に発生したものだ。
「テヘランにあるサドル高校の生徒が襲撃され、裸にされて身体検査され、殴られた」と、ソーシャルメディアチャンネル「1500tasvir」は述べた。
イランの治安部隊による権利侵害を記録しているこの1500tasvirによると、少なくとも、16歳のサナ・ソレイマニさんという生徒1人が入院したという。
同チャンネルは、「その後、生徒の親たちが学校の前で抗議した。治安部隊は近隣地区を襲撃し、人々の家に発砲した」と付け加えた。
イラン教育省は、同校の校長が女子生徒らに対し、携帯電話の使用に関する規則を守るよう求めた後、生徒、その両親と学校職員との間で言い争いが起きたとしている。
AFP