


ゴブラン・モハメド
カイロ:カイロで10月26日から28日まで開催されているエジプト・UAE外交関係樹立50周年記念式典に、政府高官や実業家、投資家、知識人、革新者、メディア関係者など、1800人以上が出席している。
エジプトのモスタファ・マドゥーリー首相とUAEのムハンマド・アブドゥラー・アル・ゲルガウィ内相は、「エジプトとUAEは一心同体」というスローガンの下、開催された記念式典に出席した。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は「両国の関係は、二つの国と国民を結びつける強固な関係の完璧な例になっています」と述べた。
記念式典でのスピーチでエルシーシ氏は次のように述べた。「エジプト国民とUAE国民は常に団結し続けるでしょう。数十年間、エジプトとUAEの関係の強さは変わっていません。むしろ、より強固なものになっています。相互理解、友愛、コンセンサスが両国の関係の特徴です」
「エジプトは、偉大なUAE建国の父、故シェイク・ザーイド・ビン・スルターン・アル・ナヒヤーン氏の時代から、UAEの指導者たちと理解・見解を共有していることを誇りにしています。ナヒヤーン氏は、『アラブの石油は、アラブ人の血ほど大切ではない』という歴史的な宣言で知られています」
エルシーシ氏は、エジプトが約10年前に経験した困難な時期に、UAEが協力的な態度を取ったことを称賛した。
UAEのシェイク・ ムハンマド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン大統領は「UAEとエジプトの友好・協力の50年を祝福できることを大変誇りに思います」とツイートした。
「私の同胞であるアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領とともに、UAE国民や中東地域の長期的な利益のために、この長年にわたる関係をさらに強化し続けます」
ドバイ首長でUAEの副大統領を務めるシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏は「UAEは本日、エジプトと友好的で安定した関係を築き、関係が発展した50年を祝福します」とツイートした。
「そして、私の同胞であるアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領と、私の兄弟であるムハンマド・ビン・ザーイドUAE大統領のリーダーシップの下、新しい50年が始まることをお祝いいたします。神のご加護がありますように……エジプトとUAEは一心同体です」
アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務局長は、エジプトとUAEは特別で優れた関係にあると述べた。
この機会に、「愛の半世紀」というタイトルの、エジプト・UAE関係に関するドキュメンタリーが上映された。両国の関係を、外交、経済、政治など、あらゆるレベルで記録したものだ。
マドゥーリー氏は、記念式典開催の背景にある同胞・協力の精神を称賛し、エジプトはさまざまな取り組みを通じてUAEに貢献したいと常に思っていると述べた。
同氏はまた、両国間の商業的・産業的パートナーシップ を称賛した。ここ数年のパートナーシップの増加は、UAEのエジプトへの投資量やエジプト市場で操業しているUAEの企業数にポジティブに反映されている。
UAEのマリアム・ハリファ・アル・カービ駐エジプト大使は次のように述べた。「数日後にエジプトのシャルムエルシェイクで気候会議COP27が開催され、UAEが次の気候会議COP28を開催するため、エジプトとUAEは今後、環境や気候変動の分野で協力を深めるでしょう」
UAEはエジプトへの最大の投資国であり、UAEの1250社以上の企業がエジプトの全ての経済セクターで事業を展開している、と同氏は述べた。
このほか同氏は、投資のリターンが高いことに加え、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行したにもかかわらずエジプト経済が成功したため、UAEのエジプトへの投資が増加する可能性があると述べた。