
アラブニュース
ドバイ:UAE政府は新型コロナ関連の予防措置を解除した。公衆衛生を守るためにこれまで実施してきた制限のさらなる緩和だ。
国立緊急事態・災害管理当局(NCEMA)の報道官であるサイフ・アル・ダヘリ博士が以前行ったブリーフィングによると、UAEでは今後、礼拝所やモスクを含め、開放空間か密閉空間かを問わず全ての施設でのマスク着用が任意となる。ただし医療施設や身体障害者向けのセンターでは着用が義務付けられる。
同博士は国営通信WAMのレポートの中で次のように述べている。「モスクとムサッラーに関しても、礼拝の際に持参したマットを使用することは、本決定が有効になる日付以降は義務ではなく任意となることを発表します。アルホスンアプリに関しては、その用途は国内外におけるワクチン接種証明書や検査結果の証明を要求に応じて発行することに限定されます。したがって、公共の施設や敷地に入る際にグリーンパスは必要ありません」
スポーツ活動の主催者は、PCR検査やワクチン接種証明書をイベントへの参加条件とするという選択肢を取ることもできる。
アル・ダヘリ博士は次のように述べている。「今年9月、新型コロナ関連の制限を緩和する措置をいくつか発表しました。新型コロナ患者の病床・集中治療室の占有率を監視しつつ国内の疫学的状況を調査したうえで本日、第2段階の制限緩和を発表します」
新型コロナ関連の制限は解除されるものの、PCR検査と治療を行う医療施設は引き続き運営され、これからも陽性となった人は感染拡大を防ぐために5日間の隔離が義務付けられる。
アル・ダヘリ博士は、保健当局が「国内の疫学的状況」を引き続き監視し「継続的に発表を行う」こと、また最近の発表は状況に応じて変更される可能性があることを明らかにしている。