モガディシュ:アル・シャバーブによる攻撃が月曜ガルグドゥード地域の中心部であったと国防省と軍が発表。政府軍が同地域を制圧した数日後のことだった。
国防省の広報であるアブドゥラヒ・アリ・アノド氏がソマリア国営通信社SONNAに語ったところによると、軍はQiyabにある国軍と地域軍の拠点となっている基地への攻撃を撃退した。
この村は先週アル・シャバーブから奪還した村だ。
近隣の街バードの軍人アハメド・ハサン氏がロイターに語ったところによると、この攻撃は午前5時ごろ車2台による自爆攻撃から始まり、数時間に及ぶ激しい戦いが続いた。
「アル・シャバーブは街にある放送局を攻撃したため現在放送ができない。アル・シャバーブの戦闘員は5人死んだと把握している」とハサン氏は述べた。
攻撃に使われた車のうち1台は基地の入り口を警備していた軍のトラックに当たったが、もう1台の爆発は基地の外だという。
ハサン氏によると、国軍のうち何人が犠牲になったかは現在わからないが、少なくとも9人が負傷した。
アル・シャバーブの広報アブディアシス・アブ・ムサブ氏は声明で、自動車爆弾による攻撃と、その後の別方向から攻撃を行なったことを発表。
ムサブ氏によれば、アル・シャーブ戦闘員は国軍の兵隊を数名殺害し、武器と軍事車両を奪ったという。
部族の民兵による支援のもと政府軍はここ3ヶ月で多くの戦地を獲得してきており、長いことアル・シャバーブに占領されていた土地を回復してきた。
その報復としてアル・シャバーブは10月29日、首都モガディシュの教育省に2台の自動車を用いた爆撃を行い、少なくとも120人が犠牲になっている。これは過去5年間における最悪の死者数だ。
アルカイダ系同組織は、西洋に支援されたソマリアの転覆を目論み、2006年以降数多くの人々を戦闘で殺害しており、独自のイスラム法解釈を行なっている。
ロイター