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そうめん、そばに生魚=温かいつゆでもどうぞ―都内専門店

(Shutterstock)
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29 Jul 2022 08:07:33 GMT9
29 Jul 2022 08:07:33 GMT9

夏に人気のそうめんなどに、生魚を合わせたメニューが人気となっている。麺類と刺し身はなじみが薄い組み合わせだが、魚介系のだしとの相性は良く、専門店の店主らは、新たなメニュー作りに懸命だ。

東京都渋谷区にあるそうめん専門店「阿波や壱兆」は、徳島県の名産「半田そうめん」を扱う。一般的なそうめんよりもやや太く、食べ応えがある半田そうめんに、さまざまな食材を乗せて提供してきた。

店主は「地元でも、そうめんを魚介と一緒に食べることは少ない」というが、同店では魚介を使ったメニューが人気だ。これまで刺し身にひと手間加え、マグロやカツオの「漬け」や、マダイのユッケなどを、魚介系の冷たいだしをかけたそうめんの上に乗せて提供。温かいつゆで食べることもできる。

店のオープンから十数年、魚が好きな店主は「自慢の半田そうめんに、どうやって魚を合わせられるか、常に考えてきた」と話す。今後はマグロやイカ、マダイ、イクラなどをちりばめた「海鮮そうめん」を8月中にメニューに追加する予定で、冷凍商品の通販も手掛けるという。

一方、そばにも具材として魚を使う店が増えてきた。北海道や京都で「ニシンそば」が名物料理となっているが、東京ではそばに魚を乗せる例は少なく、魚介では天ぷらぐらい。かつて「魚はそば屋が扱う食材ではないとも言われていた」(都内そば店)との声もある。

ところが、売り上げ確保のため多彩なメニューを提供する店が目立ち、「最近では東京でも、魚の刺し身を冷たいそばに使う店も出てきた」と中央区築地のそば店「築地さらしなの里」の店主は言う。

同店では、これまで春にはタイ、冬にはブリなどの刺し身を温かいつゆをかけたそばに乗せて提供してきた。今後は「冷たいそばに初ガツオの刺し身や湯引きしたハモを合わせるメニューを考えている」と話している。

時事通信

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