アラブニュース
ロンドン:カタールが自国開催のFIFAワールドカップの安全確保に向け各国の連携に期待する中、大会の周辺セキュリティ対策の一環として、イギリス海軍が湾岸に 4 隻の艦艇を配備する。
イギリスの掃海艇等3隻と、バーレーンを拠点とする補助支援艇が、トーナメント全体を通して定期的なパトロールに参加する。
イギリス海軍の広報官はメトロ紙に対し次のように語った。
「掃海艇等3隻およびその母艦は、世界最大のサッカーの祭典が敵対者によって台無しにされることがないよう、カタールが主導し世界各国が参加する治安活動の一環として、クリスマスまでカタールとその周辺および湾岸地域の中心にとどまる任務を与えられた」
「HMS チディングフォールドと HMS バンゴーは、機雷や爆弾の位置を特定、識別するための最先端のソナーと水中遠隔操作装置を使用して、湾岸諸国に通じるシーレーンの 24 時間パトロールを実施する」。
彼はこのように付け加えた。「HMSミドルトンは、必要に応じて追加的な支援を提供するためにスタンバイ状態を維持する」
グループの司令官エイドリアン・ヴィスラム氏はメトロ紙に対し次のように語った。
「私たち掃海部隊は、ここで 16 年間海路を維持してきた。この激動の時代に貿易とエネルギーの流れを維持することは、イギリスの利益にとって今まで以上に重要だ」
「カタールとイギリスの強力な防衛関係に基づいて、FIFAワールドカップへのイギリス海軍の支援を指揮できることは極めて光栄なことだ」
「これは、海外の脅威から身を守り、私たちの価値を促進するために、同盟国や国際的パートナーと協力していくという私たちの決意を示している」
カタールは、治安を維持しテロ活動を阻止するために、ワールドカップに向けて、警察や他 13 ケ国の専門家を含む数万人の治安要員を配備する。
これに加え、フランス、トルコ、パキスタンの警察と爆弾処理の専門家たちもカタールのスタジアムとファンゾーンに配置される。
カタール防衛省によれば、米国防総省もカタール政府と協力して「技術面での協力」を行う予定だ。