• シリアの国営メディアは、今回行われた「侵略」の短い動画を投稿し、物質的な損害があったと発表した。詳しい説明はなかった。
• 軍事筋によると、シェイラットにあるその空軍基地は、イラン空軍が最近使用していた。

アンマン：イスラエルのミサイルが13日、シリアのホムス県にある主要な空軍基地に命中し、軍人2人が死亡、3人が負傷した。シリア軍が 国営シリア・アラブ通信（SANA）を通して発表した。

軍事筋によると、シェイラットにあるその空軍基地は、イラン空軍が最近使用していた。

シリアの国営メディアは、今回行われた「侵略」の短い動画を投稿し、物質的な損害があったと発表した。

詳しい説明はなかった。

公に話す権限のない軍事筋の一人は、今回の空爆は、ホムス市の南東部にある広大な空軍基地の滑走路を標的にしていたと述べた。

今回の空爆について質問されたイスラエル軍の報道官は、外国の報道にはコメントしないと述べた。

シェイラットの滑走路と、航空機用シェルターを含む地下施設は、ここ3年の間にロシア軍によって大幅に拡張された、とその軍事筋は話した。

シリアで強い軍事的プレゼンスを維持しているロシアは、シェイラット空軍基地の近くに軍隊を駐留させ、同基地を使用している、と複数の治安筋は話した。

地元筋や情報筋によると、イランは空の補給線の利用を増やしてレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラなどのシリア、レバノンの同盟組織に武器を届けており、イスラエルがここ数カ月、シリアの空港や空軍基地への攻撃を強めているのは、それを妨害するためだという。

こうした出来事を監視している、英国に拠点を置くシリア人権監視団は、シェイラット空軍基地の中にある、イランの民兵組織とヒズボラが使っている倉庫が13日の空爆で破壊されたと発表した。

反政府勢力の軍事筋によると、イランの民兵組織はレバノン国境に近いホムス県西部の大部分と、多くの基地がある東部を支配している。

イランは、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領が反政府勢力との戦いに勝つのを支援するために数千人のシーア派民兵を投入したが、イランは、同国のシリアでの軍事的プレゼンスは、限られた数の顧問だけだと主張している。

イスラエルはシリアで、イスラエルが言うところのイランの部隊や、イランが支援している部隊に対し、何年も攻撃を行っている。

シリア内戦が10年以上続く中、それらの部隊はシリアに展開している。

ロイター