
イスタンブール:トルコ当局によると、週末から国境を越えて軍事作戦を展開していたクルド人民防衛部隊(YPG)が21日、シリア北部から5発のロケット弾を発射し、トルコ国境地区で3人が死亡、複数が負傷した。
ダブット・グル知事によると、ロケット弾はガジアンテプ県の国境ゲート付近にあるカルカミス地区の学校1校、民家2軒、トラック1台に命中し、6人が負傷した。
スュレイマン・ソイル内相はその後、3人が死亡したと述べた。
放送局のCNNトルコは、ロケット弾はYPGが支配するシリアのコバニ地区から発射されたと伝えた。
前日にはトルコ軍機がシリア北部とイラクのクルド人武装勢力の基地を空爆し、89の標的を破壊していた。
国防省は、今回の作戦は1週間前にイスタンブールで起きた爆弾攻撃で6人が死亡したことへの報復であり、当局は当該攻撃を非合法のクルド労働者党(PKK)の犯行とみなしている、と述べた。
トルコ政府は、週末からの作戦の一環として、トルコのキリス県にある国境ゲート近くの警察署で、シリアのタル・リファトからのYPGによるロケット攻撃で8人の警備員が負傷したと述べた。
ロイター