
アラブ・ニュース
ロンドン:25日にクウェート保健省が発表したところによると、近隣国から帰国した民間人からコレラが確認された。罹患した患者の渡航先では、現在コレラが発生している。
WHOによると、今回のコレラの流行はアフガニスタンで6月に始まり、パキスタン、イラン、イラク、シリアへと拡大し、現在感染地域はレバノンにまで及んでいる。
「コレラが発生している近隣国から帰国し、感染の兆候を見せた国民が1人いた。患者は省の運営する病院に隔離されており、回復するまで治療を受ける」と保健省は25日の声明で発表。
また保健省は関連手順に基づいて、感染が確認された患者が接触した人々の対応をしているという。
保健省は国内のコレラ流行の可能性を排除しているが、国民や国内在留者が、感染が報告されている国に渡航した場合、感染の恐れのある水や食料は避けるようにと注意喚起している。
また保健省は、コレラが流行している国から帰国し7日以内に発熱や下痢といった疑わしい症状のある人は、近隣の保健センターに行き、必要な助言や治療を受けるようにと呼びかけている。