
ドバイ:主要な国際トランジットのハブであるアラブ首長国連邦は、中国での新型ウイルスの流行を受けて、空港や港でのコロナウイルス問題の対応準備が整っていることを確認した。国営通信社WAMが報じた。
200人以上が、肺炎の一種を引き起こす可能性のあるウイルスに感染し、4人が死亡したと、中国当局が発表した。
中国中部の都市、武漢で発生し、人から人へ感染する可能性のあるこのウイルスは、タイ、日本、韓国で感染者が報告され、国際線の旅行を通じた拡大が懸念されている。
UAEの保健大臣は、全ての入港地で「コロナウイルス問題に対応する準備ができている」ことを確認した。WAMが報じた。
同通信社は、同国ではウイルス感染は一件も報告されていないとしている。
この報道は、流行が始まって以降、新たな対応策が導入されたのかどうかについては明らかにしていない。
UAEのドバイ国際空港は、世界で最も利用者の多い空港の1つで、大手国際航空会社エミレーツの本拠地だ。
エミレーツとアブダビのエティハド航空は、中国へ定期便を運航している。
武漢からドバイまでのフライトを運航している中国南方航空を含め、複数の中国系航空会社がUAEに就航している。
オーストラリア政府は火曜日、今週から始まる春節で中国人観光客が国際線を利用する中でウイルスが世界的に広まる懸念が高まっている中、武漢からのフライトの搭乗客のスクリーニングを行うと発表した。
アメリカを含むその他複数の国々も、スクリーニング対策を強化している。
ロイター通信