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トルコ大統領:イスタンブール市長禁錮刑について、司法は過ちがあれば正す

イスタンブール市長エクレム・イマモール氏は禁錮2年7か月と政治活動禁止を言い渡された。 (Reuters)
イスタンブール市長エクレム・イマモール氏は禁錮2年7か月と政治活動禁止を言い渡された。 (Reuters)
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19 Dec 2022 02:12:14 GMT9
19 Dec 2022 02:12:14 GMT9
  • エクレム・イマモール氏は2019年に公務員を侮辱した罪で起訴された
  • 野党に属するイスタンブール市長はタイイップ・エルドアン大統領の有力な対抗馬とされている

イスタンブール:12月17日、トルコのタイイップ・エルドアン大統領は野党に所属するイスタンブール市長に禁錮刑が言い渡されたことを受け、法廷は上訴の過程で過ちがあればこれを正すだろうと述べ、それまでは国民には司法の裁定を無視する権利はないと付け加えた。

14日にエクレム・イマモール市長に有罪判決が出てから、大統領がこの件に直接言及したのは初めてである。エルドアン大統領のライバルである市長は禁錮2年7か月と政治活動禁止を言い渡されたが、エルドアン氏は来年の大統領選で誰が対立候補になろうが気にかけていないと述べている。

イマモール氏は2019年に公務員を侮辱した罪で起訴された。市議会選の第1回投票で25年間与党であったエルドアン氏率いる公正発展党を破った結果が破棄されたことを批判した発言が問題となった。

「最終的な判決はまだ出ておらず、控訴裁判所と上訴裁判所まで行くだろう」とエルドアン氏は述べた。「裁定に誤りがあったのなら、それは正されるだろう。彼らは我々をゲームに引きずり込もうとしているだけだ」

イマモール氏に対する有罪判決により、野党側は民主主義、法の支配と正義のための闘いという旗幟の下に団結することになり、市長が組織した集会には数千人が集まった。イマモール氏は判決を不服として上訴すると明らかにしている。

「これまでに我々自身も多くの判決を厳しく批判してきたが、判事を侮辱したり、判決を無視したりする権限は誰にもない」とエルドアン大統領は南東部の都市マルディンで開かれた集会で述べた。

批評家は、トルコの司法は自らを批判する者を罰せよという大統領の意志に屈したと述べているが、トルコ政府は司法制度の独立性を主張している。

ロイター

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